『忘却バッテリー』の主人公・要圭は物語が始まった時から過去の記憶が無くなっていました。
いつ記憶が戻るのか、ワクワクしながら連載を楽しみにしていた読者も多いかと思います。
作中ではすでに要圭は記憶が戻る瞬間は描写されました。
そして、要圭の記憶喪失の理由についても、明らかにされたのです。
今回は『忘却バッテリー』の要圭の記憶が戻る回や記憶喪失の理由などについて掘り下げていきたいと思います。
忘却バッテリー要圭の記憶が戻るのは何巻何話?
忘却バッテリーアニメ化!?!?
しかも要圭のcv.宮野真守!?!?!?
まもるんの「パイ毛ーー」が聞けるってコト!?!? pic.twitter.com/0z77yGq1Qq— 獅子座🐝⚙️🌾 (@LeolioDibowski) August 3, 2023
要圭の記憶がちょくちょく戻ることはありましたが、ハッキリと明確に記憶が戻ったのは10巻65話かと思います。
帝徳高校との試合中に清峰の投球を捕球しようとした瞬間、過去の記憶がフラッシュバックしました。
- 大阪陽盟館からスカウトの話があったこと
- パーターとして自分がスカウトされたことに気づいたこと
- そして、敗北感に打ちのめされたこと
これらの記憶がよみがえってきたのです。
記憶が戻ったのは清峰のストレートのおかげかと思います。
相手バッターも「力んじゃってるけど、気持ちのこもったボールだ」と発言していることから、要圭の記憶が戻るように力を込めて投球していたことがうかがえます。
清峰のストレートを捕球するたびに要圭の記憶が戻ってきました。
要圭の記憶喪失の理由とは?
忘却バッテリーの要圭をお願いします
いつも楽しみにしています#サインリク pic.twitter.com/wfi96THLjV— はしこ (@hashiko25) December 16, 2020
そもそも要圭はどうして記憶喪失になってしまったのでしょうか。
記憶喪失の理由は解離性同一性障害だった
記憶喪失の理由は解離性同一性障害という病気を発症してしまったからです。
解離性同一性障害
かつて多重人格障害と呼ばれた神経症で、子ども時代に適応能力を遥かに超えた激しい苦痛や体験(児童虐待の場合が多い)による心的外傷(トラウマ)などによって一人の人間の中に全く別の人格(自我同一性)が複数存在するようになることをさします。
引用:厚生労働省
最初からこの病気を患っていたわけではなく、何かしらのトラウマ体験をしたせいで、要圭は解離性同一性障害になってしまいました。
では、どんなトラウマを体験したのでしょうか。
清峰に追いつこうと必死になりすぎてストレス過多になる
要圭の場合、トラウマというよりは過度なストレスのせいで解離性同一性障害を発症しました。
野球への情熱がありすぎたために、プレッシャーを感じて多大なストレスを抱えることになったのです。
要圭は清峰と共に”天才バッテリー”として周りから見られていたため、その期待に応えるために尋常じゃない努力をしていました。
しかも、要圭は最初からセンスがあったわけではなく、血も滲むような努力の末に”天才”となった選手です。
一方、清峰は努力はしていたでしょうが、もともとのセンスが優れていた正真正銘の”天才ピッチャー”でした。
そんな天才ピッチャー清峰と肩を並べ続けられるように努力していたと考えると、相当な精神的ストレスをくらっていそうですよね。
今の人格が主人格
過度なストレスによって、二重人格となってしまった要圭。
「智将」と「恥将」と表現されることがありますが、多くの読者は「智将」が主人格だと思うことでしょう。
ところが、実は要圭の主人格は「恥将」のほうでした。私もこの事実を知った時はさすがに驚きましたね。
野球を始めたての小学生時代はまさに「恥将」の人格でした。
それが、野球に取り組む中で、清峰の野球に対する貪欲さと天才的な才能を見て、血の滲むような努力を続けて「智将」へと人格が変わっていったのです。
せっかく野球を通して「智将」の人格へと作り上げていったのに、「恥将」へ戻ってしまってもったいない感じがしますね。
要圭の悲しい過去
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完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火。その相方(バッテリー)切れ者捕手の“智将”要圭(記憶喪失により現在、素人!)。そして、かつて2人に敗れ散った者たち…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる!!
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要圭は過度なストレスのせいで解離性同一性障害になったわけですが、極めつけは中学3年生の出来事だったと予想できます。
前述した10巻65話で鮮明に記憶が描写されたのは中学3年生の時に大阪陽盟館からスカウトされた時でした。
清峰と一緒に大阪陽盟館へ行けると喜んでいましたが、偶然、スカウト陣の会話を聞いて、清峰のおまけとして自分がスカウトされたことを知ります。
この時のショックは要圭が今まで薄々感じていた自身が敗者側の人間ではないかという不安を明白にされた瞬間だったように思います。
作中では
「もし一つだけ何かを忘れられるとしたら、アンタは何を選ぶ?」
といった問いに対して、背番号「2」が描かれた要圭の後ろ姿がありました。
つまり、要圭は野球と清峰葉流火を忘れる為に、「智将」を記憶を封印することにしたと考えられます。
清峰と一緒に野球をするためにえげつない努力を積み重ねてきたにも関わらず、最も忘れたい記憶になってしまうのは切ないですね。
まとめ:忘却バッテリー要圭の記憶喪失について
- 要圭の記憶が戻るのは10巻65話
- 記憶喪失になったのは解離性同一性障害のせい
- 解離性同一性障害を発症したのは野球を頑張りすぎたストレスが原因
以上、『忘却バッテリー』の要圭の記憶喪失について解説しました。ギャグ要素が強い漫画ですが、要圭の記憶喪失の理由について知ると、なかなか重く感じますね。
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