ダンダダンの妖怪元ネタ一覧まとめ!怪異や宇宙人のモデルを全解説

『ダンダダン』にはたくさんの妖怪や宇宙人が登場してきます。

ホラーやオカルトが好きな人にとってはたまらないでしょう。

というのも、『ダンダダン』に登場する妖怪や宇宙人(未確認生物)には実際の元ネタがありました。

今回は『ダンダダン』に登場してくる怪異や宇宙人の元ネタやモデルについて解説していきます!

シマリス社長
え、元ネタがあったの!?

怪異や宇宙人の元ネタ・モデル一覧

怪異や宇宙人の起源やモデルについて見ていきますが、日本の妖怪の場合、都市伝説に由来します。

宇宙人やUMAについては、海外で目撃された事例が多いようでした。

では、これらのキャラクターたちの起源を詳しく見ていきましょう↓↓

宇宙人の元ネタ・モデル

セルポ星人の元ネタ・モデルは「プロジェクト・セルポ」


最初に登場する宇宙人(UMA)である“セルポ星人”の由来についてご紹介します。

セルポ星人が初登場した時はマジで気持ち悪かったです笑。

セルポ星人の由来は、「プロジェクト・セルポ」と呼ばれる、1960年代にアメリカ合衆国政府が秘密裏に行ったとされる計画に基づいているようです。

計画の内容は、“レティクル座ゼータ連星系の惑星セルポに、アメリカ軍人12名を派遣した”というものです。

 

この計画は、1947年7月にニューメキシコ州ロズウェル近郊で発生した宇宙船の墜落事件から始まったとされています。

この墜落事件で回収された宇宙人“イーブ(EBE)”と協力して、惑星セルポとの通信に成功し、計画がスタートしました。

交換留学では、12名のうち2名が惑星セルポに到達する前に死亡し、8名が地球に帰還後に死亡、2名が惑星セルポに残ったとされています。

 

「プロジェクト・セルポ」の報告書には、「子供は2人まで」という法律が記載されていたようです。

『ダンダダン』の作中では、雄しか生まれず、現在はクローン技術で個体数を増やしています。

計画中には地球を狙って女性との交配を試みましたが、モモとターボババアによって阻止されました。

 

その後も「ネッシー」や「ギグワーカー」と共に襲来し、種の存続をかけた彼らの執着は「バナナ」にも及んでいました。

最新話では新たに登場した宇宙人に打ち負かされましたが、彼らの存続を考えると少し同情してしまいますね。

狙う相手を間違えたセルポ星人の未来はどうなるのでしょうか…。

フラットウッズモンスターの元ネタ・モデルは「3メートルの宇宙人」

次に、「フラットウッズモンスター」について説明します。このキャラクターはお相撲さんの姿で登場します。

日本では「3メートルの宇宙人」として知られ、1970年代には少年たちに強い印象を残しました。当時の有名な宇宙人の一つです。

このモンスターの元ネタは、1952年にアメリカ合衆国ウェストヴァージニア州ブラクストン郡フラットウッズでUFOと共に目撃された宇宙人です。

 

身長は約10フィートで、人間とは異なる光る目を持ち、明るい赤い顔とスペードのエースのような形状の頭をしています。

明るい緑の衣服を身に着け、腰から吊り下げていて、短い腕には爪のような手があり、浮遊しながら動くとされています。

お相撲さんの姿をしているのに「フラットウッズモンスター」と見抜いたオカルンの洞察力には驚かされます。確かに、そのエラの形は特徴的でしたね。

ギグワーカーの元ネタ・モデルは「ABBAの曲・チキチータ」

セルポ星人の襲来と共にやってきた「ギグワーカー」と呼ばれる、シャコの姿をした宇宙人がよく使う「チキチータ」という言葉があります。

この言葉は彼の息子の名前であり、息子を思って発する言葉だということが分かりました。

この名前の元ネタは、ABBAの曲「チキチータ」であると考えられます。

 

歌詞の中にも「チキチータ」への思いが込められた部分が多く、シャコ星人の思いとリンクする部分が多いです。

なお、セルポ星人にいじられた後に変身した姿で歌っているのは、かつて日本で放送されていた「リゲイン」のCMソング、牛若丸三郎太さんが歌う「勇気のしるし」です。

「チキチータ」と「勇気のしるし」はどちらも素晴らしい歌なので、ぜひ一度聞いてみてください。

▼チキチータ

 

▼勇気のしるし

YouTube

昔のCDを片付けていたら、出てきました。懐かしのCMソング第3段です。牛若丸三郎太こと、時任三郎さんが夜のヒットスタジオ…

妖怪・怪異の元ネタ・モデル

ターボババアの元ネタ・モデルは「ターボばあちゃん」

次にターボババアの由来について見ていきましょう。

ターボババアの元となった話は「ターボばあちゃん」で、これは全国各地のトンネル内を車で走行していると並走する老婆がこちらを見ているというものです。

特に兵庫県神戸市の六甲山がこの現象の目撃場所として多いようです。

 

老婆が並走してドライバーを驚かせる以外は基本的に無害な存在とされています。

また、この話にはさまざまな派生型も存在しますが、それらは大喜利のような形式になっているためここでは省略します。

本作では地縛霊と融合して邪悪な存在として描かれていますが、元々は無害な怪異のようです。

アクロバティックサラサラの元ネタ・モデルは「悪皿(あくさら)」

アクロバティックサラサラは、「悪皿」という別名でも知られています。

特徴としては、腰まで届く長い髪、異様に高い身長、そして赤い服を着ていることが挙げられます。

「ダンダダン」に登場する「悪皿」も同じように描かれており、元ネタでは自殺した怨霊がモデルだと言われていました。

作中では美しい人物として描かれていますが、モデルであることは明示されていませんでした。

悪皿のエピソードは感動的なものとなっていますので、ぜひ本編でご覧ください。

トンネルの地縛霊の元ネタ・モデルは「心霊スポット」

次に「トンネルの地縛霊」について見ていきましょう。

トンネルは、多くの心霊スポットとして有名な場所です。

例えば、犬鳴トンネルは、心霊現象に関心がない人でも名前を聞いたことがあるでしょう。

 

「ダンダダン」では、ターボババアと融合した地縛霊がトンネル内で活動する様子が描かれています。

また、作中でも触れられているように、幽霊の存在に関わらず、トンネルに侵入することは危険を伴う場合があります。

心霊スポットを訪れる際は、迷惑をかけないよう注意して行動しましょう。

走る人体模型太郎の元ネタ・モデルは「理科室の人体模型」

「走る人体模型太郎」は、小学校の理科室で誰もが見たことのある人体模型を思い起こさせます。

非常にリアルで、動き出したら…と思うと怖く感じた人も多いのではないでしょうか。

本作では人体模型の「太郎」が登場し、同じく人体模型の「花」をゴミ処理場から救い出すために走る情熱的で純情なキャラクターとして描かれています。

そのため、恐怖の要素はあまりありませんが、実際に走る姿を想像すると…やはり少し怖いかもしれませんね。

邪視の元ネタ・モデルは「くねくね」

「くねくね」とは、2003年ごろからインターネット上で広まった怪談で、珍しく最初の発信源が特定されている事例です。

田んぼや川向こうに見える白や黒のくねくね動く存在で、その正体を知ると精神に異常をきたすと言われています。

本作では、この「くねくね」が“邪視に体を乗っ取られた人の姿”として描かれています。

通常の人間では邪視の強力な呪いに耐え切れず、体が崩壊して「くねくね」のような姿になってしまうと、ターボババアは語っています。

そのため、邪視に乗っ取られても体が無事なジジは非常に優れた器であることがわかります。

シマリス社長
現代に作られた都市伝説も出てきて面白い!

まとめ:ダンダダンの妖怪や宇宙人の元ネタ・モデルについて

  • 『ダンダダン』に出てくる怪異や宇宙人には元ネタがあった
  • 日本だけでなく海外の都市伝説がモデルになっている場合もある
  • 割と新しくできた都市伝説が元ネタになっていることもある

以上、『ダンダダン』の妖怪や宇宙人の元ネタ・モデルについて掘り下げてきました。

個人的には知っているものが登場した時はテンションが上がりましたが、オカルト好きな人だと『ダンダダン』に出てくる怪異や宇宙人は知っているものばかりでしょうからテンション上がりっぱなしになりそうですね。

シマリス社長
いろんな都市伝説を知るきっかけになったよ笑

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