アニメ放送で一躍人気が爆発しているサッカー漫画『ブルーロック』。個性的なキャラクターと奇抜な設定でサッカー漫画界に新しい風を吹かせました。人気の勢いがとどまることなく、2022年7月には累計発行部数が1000万部を超えました。大人気漫画であることはこの数字から感じ取ることができますが、一部の読者からは「気持ち悪い」だったり「怖い」といったネガティブな感想もあります。そこで、今回の記事ではブルーロックが気持ち悪い理由、設定がひどいと言われる理由、さらにアオアシのパクリなんじゃないかといった声に対しての考察や解説をしていきます。
ブルーロックが気持ち悪いし怖いと言われる理由
潔、エッゴ⚽️✨‼️‼️#ブルーロック#エゴい pic.twitter.com/v6io4LHqOG
— サッカー漫画ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) November 5, 2022
気持ち悪いといった感想があると「なんかグロイ描写があるのかな?」と思ってしまいそうですが、ブルーロックはバトル漫画ではなくサッカー漫画なので血肉が飛び散ったりするようなシーンは全くありません。それではなぜ「気持ち悪い」、「怖い」と言われてしまうのか。この理由は下記のようなことが挙げられます。
- 絵心甚八が気持ち悪い
- ストーリー設定がぶっ飛んでる
- 主人公が闇落ち気味
- 女性ファン獲得に力を入れている感じがする
- 担当者のコメントがキモイ
初めてブルーロックを読んだ時には誰もが感じたことではないでしょうか?それでは一つずつ深く掘り下げていきます。
絵心甚八が気持ち悪い
ブルーロックの支配人?ともいえる絵心甚八(えごじんぱち)。絵心の考え方やセリフが読者に不快感を与えている可能性が高いです。絵心は登場するたびに毎回変なことを言いますが、特に物議をかもしたセリフはこちらです。
単行本1巻で発したセリフなのですが、現実世界にいるスター選手をディスるようなセリフはサッカーファンからすればお怒りになるのは避けられませんよね。筆者も本田圭佑氏のことが大好きなファンだったので、一気に絵心のことが嫌いになりましたね(笑)。サッカーファンなら誰もが知っているスター選手をディスるようなセリフを使う作者の勇気にも脱帽です。おそらくプチ炎上を狙った演出なのではないかと思います。
ストーリー設定がぶっ飛んでる
ブルーロックが注目を集めたのは今までのサッカー漫画に全くない設定をぶち込んでいるという点です。サッカー漫画の多くは我が強い主人公がチームワークや仲間を大切にするといったコンセプトに近づいていくものですが、ブルーロックは違います。最初はチームワークを大事にしようとするのですが、世界に通用するストライカーを育成するためにとにかくエゴイストに近づかせるといったコンセプトです。ある意味、日本サッカーが抱える課題をリアルに伝えているのではないかと感じさせてくれますよね。ストーリー内で「仲間がいる=気持ち悪い」といった描写をさせたり、主人公の潔世一が試合に勝った時、悔しがっている相手を見下して「気持ちいい~~~~」と言う描写があったりと、人間の生々しい情景を描いていました。この斬新さが気持ち悪い、怖いといった印象を与えたのでしょうね。
主人公が闇落ち気味
主人公はたいてい爽やかで純粋なキャラクター設定のことが多いですがブルーロックの主人公・潔世一も最初は漏れなくその類でした。見た目もオーソドックスな髪型でチームワークを大切にするような選手でした。しかし、ブルーロックでプレーを続けているうちに本物のストライカーになるためにエゴイストを育てていき、他人と協力するというより、他人を利用するといった考え方になっていきます。しかし、ブルーロックではエゴイストこそが正義です。潔世一がどんどんエゴイストになっていく様子を見て、成長ととるのか闇落ちととるのかは読者によって捉え方は変わるでしょう。ストライカーとしては着実に成長しているのですが、普通の人間の感覚からすると潔世一が闇落ちしていると言っても間違った表現とは言えないと思います。だんだん表情もエゴイストっぽくなっていきますので、この変化もブルーロックの面白いところです。
女性ファン獲得に力を入れている感じがする
男性キャラがたくさん登場するスポーツ漫画にありがちなのですが、女性ファンを獲得するところに力を入れ始める傾向があります。ブルーロックも女性受けするような描写が多いような気がします。例を挙げると下記の通りです。
- 活躍するのはイケメンの男キャラばかり
- お風呂シーンが多い
- くさいとも思われるキザなセリフが多め
- 筋肉隆々の選手ばかり
これはもう、女性ファンを増やそうとしか考えられません(笑)。ちょっとネットで調べてみたのですが、すでにブルーロックを題材にしたBLの同人誌が作られていました。パット見た感じだけでも50冊以上は作られていたので、女性ファンが多いという事実はまちがいなさそうです。
これから公式からもグッズがたくさん発売されてすぐに売り切れる未来が見えますね。
担当者のコメントがキモイ
ブルーロックの担当編集者「T屋」をご存じでしょうか?たまにT屋さんが漫画内にコメントを残すことがあるのですが、そのコメントが煽り文であったことがありました。問題となった文章はこちら。
担当・T屋です!Youtubeの週刊少年マガジン公式チャンネルで僕もモテる秘訣を特別に公開してます!「ブルーロック T屋」で検索してみてね!モテたい男の子たち必見ですよ。あ、女の子が見ると惚れちゃうので注意(笑)。
このコメント見た多くの人は「うぜぇ~~~」と思ったことでしょう(笑)。男女問わず、嫌悪感を抱くコメントですよね!ただ、ちょっとどんな動画なのか気になるので検索してみました。まんまとT屋の術中にはまってしました(笑)。ちなみに検索して出てきたT屋の動画と思われる動画はこちら↓
モテる秘訣については動画の中でもほんの一部しか語られていませんでした。多くはサッカー業界について真面目について語っています。サッカーファンなら普通に面白い見解を述べてくれていますので、一度ご視聴するのはオススメですよ。
ブルーロックの設定がひどい?アオアシのパクリなのか?
突出しろ、チームZ‼️💨#ブルーロック#エゴい pic.twitter.com/MX4lClLuag
— サッカー漫画ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) November 5, 2022
ブルーロックの設定は現実世界からかけ離れすぎているので「ひどい」と言われていることが多いです。この辺についても掘り下げていきたいと思います。また、最近のサッカー漫画といえば「アオアシ」と「ブルーロック」が二強ですが、ブルーロックはアオアシのパクリだという声も少なくありません。このことについても解説してきます。
設定がひどいと言われる理由
ブルーロックの設定がひどいと言われる理由はこの二つだと推察しました。
- エゴイストへの崇拝が凄まじい
- 脱落者は代表権を失う
一つずつ詳しく見ていきましょう。
エゴイストへの崇拝が凄まじい
ブルーロックは世界一のストライカーを育てるための施設です。ストライカーはエゴイストであるべきだというコンセプトなので、主人公はじめ、ブルーロックのキャラクターはどんどんエゴイストになっていきます。プレー中のエゴイズムを感じるセリフはもうギャグか!って感じるくらい自己中心的な人たちが同じピッチに立っているんですよね。怖いを通り越して面白すぎます。
脱落者は代表権を失う
ブルーロックは審査を通り抜けられなければ、脱落となり、脱落者は二度と日本代表選手になれないといった鬼畜なルールがあります。日本サッカー界の宝と言われた吉良涼介は一番最初のテスト鬼ごっこで脱落したので、二度と日本代表選手になれないということになります。完全に噛ませ犬役として登場させられたキャラになってしまいましたね。しかし、吉良涼介も今後の登場を期待する声も多いです。吉良涼介の再登場の可能性についてはこちらの記事で解説しているのでぜひご覧ください・
ブルーロックの1話から登場していた吉良涼介。彼は高校サッカー界の宝と言われるくらい、全国でも有名な選手でした。しかし、ブルーロック(青い監獄)に参加し、一番最初のテストでいきなり脱落し、それ以降、全く登場していません。 いわゆる”かませ犬[…]
選りすぐりの選手たちが集められたブルーロックなのに、ここで脱落したら二度と日本代表選手になれないのはなんだかもったいない気がしますよね。。。
ブルーロックはアオアシのパクリ?共通点について
主人公の設定が似ているのが一番だと思います。ブルーロックの主人公である潔世一、アオアシの主人公である青井葦人の共通点を表にまとめてみました。
潔世一 | 青井葦人 | |
ポジション | FW | FW |
特技・能力 | 空間認識、先読み | 俯瞰、コーチング |
弱点 | 足技やフィジカルがイマイチ | 足技やフィジカルがイマイチ |
特にアオアシのパクリだと言われてしまうのは、『主人公がそこまで体格やテクニックに恵まれていないのに、空間認識能力に優れている』と言った点ではないでしょうか。筆者もブルーロックを読んでいて、潔世一の武器が磨かれた描写があった時には「あれ、、、なんか見覚えがある設定だな。アシトと一緒じゃん!」って思って良い意味でテンションが上がりましたね。共通点があるのはサッカー漫画ということもあって、致し方ないかもしれませんが、逆にこういった点も楽しめる要素なのかなと思います。
また、ブルーロックがアオアシのパクリなんじゃないかって言われるのは、発売時期の差によるものが原因だと考えられますね。
★アオアシとブルーロックの発売時期★
連載開始 | 掲載誌 | 1巻発売日 | 累計発行部数 | |
アオアシ | 2015年1月 | ビッグコミックスピリッツ | 2015年4月30日 | 2021年10月時点で900万部 |
ブルーロック | 2018年8月 | 週刊少年マガジン | 2018年11月16日 | 2022年2月時点で600万部 |
発売時期がアオアシが先であることや、キャラクターなどの性格や能力が非常に似ている所から、パクリ?と言われていると考えられます。もしかしたら参考にした部分はあるかもしれませんので、作者からの公表があるのを期待しています。
ブルーロックが人気の理由と魅力について
【#ブルーロックキャラクターに1問1答!】
Q.血液型
絵心 甚八(えご じんぱち) pic.twitter.com/r3IiW4GBeG— サッカー漫画ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) November 8, 2022
今までブルーロックが気持ち悪い理由などネガティブな面について見てきましたけど、後味をよくするためには人気の理由や魅力についても見ていきましょう。ブルーロックが人気の理由は回のことが挙げられます。
- 今までにない常識を逸した設定
- 色んなタイプのフォワードがいる
- 成長速度のテンポが良い
一つずつ詳しく見ていきましょう。
今までにない常識を逸した設定
ブルーロックに登場してくる選手は全員がフォワードという点が斬新ですよね。「最強のストライカーを育てる」という大きなゴールが最初に明確にしてくれているので読者からすれば今後の展開が楽しみになってきます。今までの王道マンガではチームワークを大切にすることが多かったのでこのような設定は「斬新で面白い!」といった声も多いです。若干、デスゲーム的な要素も取り入れているので、サッカー×デスゲームといった人気ジャンルの掛け合わせも意識しているのかもしれません。
色んなタイプのフォワードがいる
ひとえにフォワードと言ってもいろんなタイプがいます。サッカーについてあまり詳しくない人は「とにかくフォワードはシュートを決められる人でしょ」ぐらいにしか思っていないと思います。筆者がサッカーにあまり詳しくないので、ブルーロックを読む前はそう思ってました(笑)。しかし、同じフォワードだとしても潔世一のように周りを使ってゴールを決める選手、蜂楽のようにドリブルで相手を抜いてゴールを決める選手、千切のようにスピードを活かしてゴールを決める選手などいろんなタイプがいます。漫画のヒットに欠かせないのは個性的なキャラクターを多く登場させるといったジンクスがあるのですが、まさにブルーロックはこの要素を満たしているといえるでしょう。
成長速度のテンポが良い
スポーツ漫画において一番、読んでいて楽しいと思う点はキャラクターの成長です。潔世一をはじめ、いろんなキャラクターがどんどん成長していきます。プレー的にも精神的にも成長する速度が本当に早いんです。ネタ切れにならないのか心配になるくらいどんどん成長していくので、飽きることがありません。むしろ読めば読むほど、興奮してくる漫画なので、サッカーが好きでない人でもテンション上げたい人や元気が出ない人にもオススメしたい漫画ですね。
まとめ:ブルーロックが気持ち悪いと言われる理由
- 絵心甚八の日本代表選手に対するディスでプチ炎上した
- エゴイスト育成に振り切ったぶっ飛び設定が批判もあり、人気の理由でもある
- 成長速度が速くて漫画のテンポが良い
以上、ブルーロックが気持ち悪い、怖いと言われる理由についての解説でした。気持ち悪いと言われていますが、若干のダークさがあってこそ漫画は面白くなるものです。ピカピカキュピンな設定ですと、何か味気ないですからね。人間の闇も感じるような描写がブルーロックの人気の理由なのかもしれませんね。
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