ダイヤのA|沢村栄純が覚醒する試合は何巻何話?アニメ回やプチ覚醒についても調査

ダイヤのAの主人公である沢村栄純は、長野県の無名な中学校から名門・青道高校の野球部に入りました。

野球エリートばかりの青道高校野球部の中、沢村栄純は中学時代まで十分な指導を受けていなかったため入部当初は苦労しましたが、持ち前の明るさとガッツで努力を重ね、一年生の夏にベンチ入りを果たし、チームに欠かせない存在となりました。

クセのあるムービングボールが持ち味で、リリーフ投手として夏の大会で結果を残していましたが、ある時、投手として致命的なイップスに陥ってしまいました。

もがき苦しみながらも、沢村栄純は徐々に投手として頭角を現わしていきます。

今回の記事では沢村栄純が覚醒する試合や、イップスを克服したきっかけについて迫っていきます。

シマリス社長
栄純が覚醒したきっかけをひもといていくよ!

ダイヤのA|沢村栄純が覚醒する試合は何巻何話?アニメ回は?


沢村栄純が覚醒する試合は、35巻309話(アニメ回はシーズン2、第25話)の都立王谷高校戦だと思われます。

秋季大会の3回戦、沢村のライバルでエースの降谷が足を痛めてしまい、片岡監督は4回戦の先発に沢村を指名しました。

先発に指名されて気合十分な沢村でしたが、「俺が投手としてもっともっと上に行くには何が足りない?知恵を貸してくれ!!」と同期の金丸と東条に頼みこむなど、焦りを見せていました。

 

その様子を見ていた落合コーチは、「お前に足りないのは変化球だ。俺が変化球を教えてやろうか?」と沢村に詰め寄り、チェンジアップの習得を勧めます。

試合を2日後に控えた急なタイミングでの落合コーチの言葉に、キャプテンでキャッチャーの御幸は戸惑いを見せていましたが、内か外かのリードに緩急が加わればリードの幅が広がるとずっと考えていたので、沢村にチェンジアップの練習をさせることにしました。

最初は苦戦していましたが、落合コーチによる下半身の重心移動のアドバイスにより見事にチェンジアップを成功させます。

 

さらに握り方を変えることにより、高速チェンジアップというムービングボールの進化系をも習得し、とりあえず試合で使えそうな変化球を一夜にして習得したのです。

そして4回戦の都立王谷高校戦です。沢村は初回、相手のフォースボークを誘うなどの頭を使った攻撃でいきなり2点を先制されますが、2回以降は持ち味のムービングボールで相手を翻弄していきます。

青道打線は、王谷高校エースの若林のテンポの良いピッチングに5回まで1点に抑えられますが、6回に打線が繋がり逆転します。

 

6回裏の王谷高校の攻撃、沢村は1アウト1・2塁のピンチでバッターは4番・春日を迎えます。点差はわずか1点、バッターの春日はストレートに的を絞りファウルで粘ってきます。

1打同点、逆転の場面で迎えたカウント2ストライク1ボール、ついにその時がきました。御幸がチェンジアップのサインを出します。

沢村はこの緊張した場面で、ウイニングショットのチェンジアップを投げ込み、4番・春日を三振に斬ってとりました。

 

続く5番・山里もセカンドフライに斬ってとり、1アウト1・2塁のピンチを見事に切り抜けてみせたのです。

その後7回の王谷高校の攻撃も三者連続三振、8回と9回も0点に抑え、沢村は見事に初の公式戦完投勝利を収めました。

まさに沢村の覚醒を感じさせる試合でした。

シマリス社長
変化球をマスターしたことによって、大きな成長を遂げたんだね!

 

ダイヤのA|今までに起こったプチ覚醒一覧

チェンジアップを実戦で使えるようになった王谷高校との試合の前後にも、沢村栄純のプチ覚醒の瞬間がありました。それらを振り返ってみましょう。

出所の見えづらい強力なムービングボール

 3年生対1・2年生の対抗試合の後に、沢村は2軍に昇格しました。そこで沢村は、3年生のクリスとバッテリーを組むことになります。

沢村とは対照的に暗い性格でやる気が無いように感じられ、練習メニューを渡して早く帰ってしまうクリスに不満を抱いていた沢村ですが、やがてクリスから的確なアドバイスをもらって投手としての心構えを正され、沢村はクリスを尊敬するようになっていきます。

「沢村、お前の持ち味は何だ?」とクリスから問いかけられ、沢村は自分の武器がムービングボールであることに気づいていきます。

 

さらに片岡監督からシャドーピッチングによるフォーム固めの指導を受け、沢村の投球フォームは徐々にレベルアップをしていきます。

1軍昇格前の最後の試合(黒土館戦)でクリスとバッテリーを組み、実戦のマウンドで結果を残した結果、1軍への昇格が決まりました。

夏の予選では、エース丹波の負傷により登板機会が多くなり、自分の武器を活かしてリリーフとしての役目を果たしました。

 

カットボールの習得

夏の予選決勝前日、沢村は変化球を覚えたいと御幸に切り出します。

球種はカットボールで、準々決勝で対戦した薬師高校のエース・真田の決め球でした。

沢村はカットボールがムービングの一種であることを知り、インコースの球を詰まらせてゴロを打たせることが出来れば、外野まで運ばれずに打ち取ることができると考えていたのです。

 

しかし、実は既に沢村はほぼカットボールであるボールを試合で投げていたのです。

その試合は、準決勝の仙泉学園戦、真木との対戦でのことでした。

ノーアウト1塁・3塁のピンチの場面で大きなファールを打たれ、沢村は動揺してしまいますが、キャッチャーの御幸はインコースにミットを構えます。

 

緊張の中、沢村は「思いっきり投げ込んでやる!」と渾身の1球を投げ込もうとしますが、右足が内側に入りすぎていました。

御幸は、「バカ、足が内側に入り込みすぎだ!それじゃ腕は振りぬけない!」と心の中で焦りますが、そんな無茶苦茶な態勢にも関わらず沢村はインコースに最高の1球を投げ込み、真木を三振に斬ってとるのです。

その時投げたボールが、ほぼカットボールであったことを御幸から知らされ、カットボールの習得に励むようになります。

 

そしてそのカットボールを公式戦で初めて投げたのは夏の予選決勝、稲城実業戦でした。

8回の裏、味方が点を取って逆転してくれた後の大事な場面で、先頭打者にヒットを打たれますが、後続のバッターをカットボールで詰まらせてゲッツーに打ち取りました。

ほぼぶっつけ本番で投げた球でしたが、怖いもの知らずで強い度胸をもった沢村にしか投げられない、最高のボールであると思います。

フィールディングの成長

沢村は投げるほうだけでなく、フィールディングの部分でも徐々に成長していると感じられます。

入部当初は牽制もまともにできなかったり、夏の合宿で試合を想定した連携の練習をしている時にもオロオロしているなど、頭を使ったプレーを苦手としていました。

 

しかしコツコツと練習を積み重ねた結果、夏合宿中の練習試合ではランナーがいる場面で落ち着いてプレーが出来るようになっていたり、夏の予選決勝の稲城実業戦では、相手の送りバントの場面で見事なフィールディングを見せて2塁フォースアウトにするなど、目覚ましい成長を遂げていました。

練習が終わった後も部屋で野球のルールブックを読んだりして野球に対する理解を深めていった結果が、試合でのビッグプレーにつながったのではと思います。

シマリス社長
まさに努力の賜物だね!

 

ダイヤのA|沢村栄純がイップスになったのは何巻何話?克服したきっかけは?

ここまで様々な覚醒を見せてきた沢村ですが、イップスに悩まされたこともありました。

イップスのきっかけとなった場面は、夏の予選決勝の稲城実業戦、9回裏・稲城実業の白河の打席(22巻・第185話、アニメ回はシーズン1、第61話)だと思われます。

青道高校1点リードで迎えた9回裏、沢村は最後のマウンドを任されます。

 

先頭バッターは代打の矢部、初球セーフティーバントを試みて惜しくもファウルとなりますが、矢部の気迫のあるプレーに圧倒されてマウンドの沢村に緊張感が走ります。

矢部を打ち取り1アウトランナーなしで、打席には1番・カルロスを迎えます。

カルロスは、どんな形でも塁に出ようとベースに覆いかぶさるように立ち、デットボール覚悟のインコース封じに出ますが、御幸はインコースにミットを構えます。

 

沢村は緊張の走る中、「ここで逃げてたまるか!」と気持ちのこもった1球を投げ、カルロスをインコースで詰まらせて打ち取ります。

2アウト、ラストバッターの白河を迎えた場面で球場の歓声が一気に上がり、さらに緊張感が高まります。

そして白河に対して攻めて、攻めて投じた1球が、頭部へのデッドボールとなってしまったのです。

 

甲子園の決まる大事な場面での登板、さすがの強心臓で怖いもの知らずの沢村も、プレッシャーに感じてしまったのでしょう。

沢村はここで降板となり4番手の川上が登板しますが、後続を抑えきれずにチームは敗戦してしまい、惜しくも甲子園出場とはなりませんでした。

その後新チームが発足し、夏休みの薬師高校との練習試合で沢村は思うようなピッチングが出来ずに自滅してしまい、片岡監督や落合コーチは沢村がイップスであることに気づき、沢村に別メニューをするように伝えます。

 

1人もがき苦しむ中、沢村がイップスに陥ったことを知ったクリスは最後の教えとして「アウトローを磨いてみろ。」とアドバイスをします。

それまでインコースで攻めるピッチングが中心だった沢村にとって、アウトローを磨くことは大きな発見となったことでしょう。

このクリスのアドバイスがきっかけとなり、アウトローの練習を重ねて、秋季大会初戦の帝東戦でアウトローを自分のものとし、2回戦の七森学園戦、先発した試合でようやくインコースに投げれるようになったのです。

クリスのアドバイスが、沢村のイップス克服のきっかけになりましたね。

シマリス社長
イップス克服のきっかけをくれたクリス先輩には本当に感謝だね!

まとめ:沢村栄純、覚醒の軌跡

  • 沢村栄純が覚醒する試合は、35巻309話(アニメ回はシーズン2、第25話)
  • 沢村栄純のプチ覚醒一覧
    1. フォームを固め、出所の見えづらい強力なムービングボールを投げ込めるようになった。
    2. 御幸先輩のアドバイスで、カットボールを習得。
    3. 努力と練習を重ね、苦手だったフィールディング面も成長。
  • 沢村栄純がイップスになったのは22巻・第185話(アニメ回はシーズン1、第61話)
  • イップスを克服したきっかけはクリスのアドバイス

様々な経験と努力を積み重ねて、沢村栄純は投手として覚醒しましたね。

今後の活躍にも期待したいです。

シマリス社長
これからの成長がますます楽しみだね!

\漫画は電子書籍で読むと安く読める!/

ebookjapan マンガBANGブックス DMMブックス
まんが王国 コミックシーモア コミック.jp

ロゴをタップすると公式サイトへ飛びます。

スポンサーリンク