『はめつのおうこく』に登場するドロテーアはリディア帝国のアンドロメダ王妃に扮していたことが明らかにされました。
ドロテーアといえば、前作の『剣の王国』の主要キャラクターでもあります。
初登場した際には、『剣の王国』時代のその頃とは雰囲気が異なり、闇落ちしている様子となっていました。
一体、ドロテーアに何があったのか、そして、なぜリディア帝国の王妃になっているのか気になるところです。
今回はドロテーアの正体や闇落ち理由などについて掘り下げて解説していきます。
『はめつのおうこく』には謎の深い人物も登場してきます。 その中で存在感を出している人物がアンドロメダです。 アンドロメダはリディア帝国で、23代皇帝であるゲーテの後ろに慎ましく寄り添う王妃。 常に顔をベールで隠しているため[…]
はめつのおうこくドロテーアの正体とは?
はめつのおうこく7巻売り切れてて喜ばしいけどかなしい
流石は前作主人公ドロテーア様。すげぇ pic.twitter.com/HlWyeotAkw— 長月ユカリ (@Yukari_Sept) September 9, 2022
ドロテーアの正体について見ていきましょう!
アンドロメダ王妃に扮していたドロテーア
23代皇帝の王妃アンドロメダだと思われていた人物の正体はなんとドロテーアでした。
皇帝ゲーテを支える美麗な王妃として登場しており、ゲーテとも信頼関係を築けている様子です。
ドロテーアは常にベールで隠していたので、その存在が謎に包まれていましたが、ついに原作漫画3巻16話にて素顔が明らかにされました。
素顔が明かされると同時にアンドロメダ王妃の正体が「ドロテーア」だということも分かったのです。
ドロテーアの本名と正体について
本名は「ドロテーア・グレーテ」と言い、その正体は魔女です。
『剣の王国』にいた頃は4番目の魔女として登場しており、1番目の魔女ドロッセルの娘でもあります。
ちなみに2番目と3番目の魔女は死亡しました。
魔女がアンサンブルバース(多重奏宇宙)を行き来できるのも、魔法によるもので、ラビットホール(空間圧縮)という魔法を使えるためだと考えられます。
実際にドロテーアがラビットホールを使っている描写はありませんが、ドロッセルがラビットホールを使って世界を行き来していたこともあり、娘のドロテーアも使える可能性は十分に考えられるのです。
ドロテーアの能力・スペル(魔法)
ドロテーアが使う魔法は主に下記の通りです。
- 愛のスペル(魔法)
- マンドラゴラ(束縛)
これらの魔法は魔女の間で「卑猥」「気持ち悪い」「ヤリマン魔法」「不潔」「不純な魔法」などといった言葉で蔑まれています。
というのも、この魔法は人間の男を自由自在に操ることができる魔法だからです。
おそらく、夫の皇帝ゲーテはスペルによって操られており、アンドロメダ王妃の正体がドロテーアであることすらも知らないと考えられます。
しかも、長年の間、魔法をかけ続けていると考えられるため、かなりの長丁場でアンドロメダ王妃に扮していることも予想できますね。
ドロテーアは人間の男性なら誰でも操ることができるので、やろうと思えばいつでもゲーテのことを殺すことだってできます。
一度、かかってしまったら助かりようのない魔法ですね。
ただ、ドロテーアの魔法には弱点があり、それは女性には一切効かないということです。
お察しの良い方は気づいたかもしれませんが、リディア帝国の魔女狩りはドロテーアの魔法が及ばず、しかも対抗してきそうな存在である魔女を消し去るために行った政策なのです。
なんとも暴慢でむごい政策ですよね…
ドロテーアの目的と闇落ち理由を解説
はめつのおうこく3巻よんだー!おもしろい☺️☺️☺️けど、私の推しのドロテーアちゃんが…えーっっ!??
関係ないが、comicoのアイコンずっとドロテーアちゃんなんだよね。可愛すぎてね。アルフレドとドロテーアちゃんが幸せな未来に夢みて早何年…はめつのおうこくの今後が楽しみやなぁ pic.twitter.com/AZZ3xFCTpo— 朝霧ハルカ (@heart_blody) August 8, 2020
続いて、ドロテーアの目的と闇落ち理由について解説していきます。
なぜ、魔女狩りを執行した後は何をやろうとしているのか見ていきましょう。
最愛の人・アルフレドを復活させるのが目的
ドロテーアの目的はアルフレド・ペンドラゴンを生き返らせることでした。
アルフレドは『剣の王国』における主人公で、ドロテーアは恋に近いような感情を抱いている描写もあります。
ドロテーアはアルフレドと冒険していたのですが、アルフレドは1番目の魔女ドロッセルすなわち、ドロテーアの母に殺されてしまったのです。
ここから、ドロテーアの性格はゆがみ、憎しみの感情が芽生えるようになりました。
憎しみの感情はどんどん増幅していき、一切の偽善はいらないと決心し、アルフレドを生き返らせるためには手段を選ばない魔女へと変質してしまうのです。
闇落ちしたのは最愛の人が殺されたから
ドロテーアはアルフレドを復活させるためには、アドニス(はめつのおうこくの主人公)の首が必要であることが分かると、アドニスの命を狙うようになります。
なぜ、アドニスの首が必要かと言いますと、アドニスの首はインカーネーション(受肉首)となっており、アルフレドの復活の鍵となっていたからです。
そもそも、アルフレドは1番目の魔女ドロッセルに殺されていいます。
このことがきっかけでドロテーアは闇落ちしました。
ちなみにアルフレドが殺されたのは、ドロッセルの大切な人を復活させるためだったのです。
ドロッセルがもともといた世界に首を失った大切な存在がいて、その人を復活させるためにはアンサンブルバースでつながる「別の世界」にいる同じ存在の首が必要だったため、殺しています。
その存在が奇しくもアルフレドだったのです。
つまり、今度はアルフレドを復活させるためにはアンサンブルバース(多重奏宇宙)で繋がる別世界のアルフレドと同じ存在の首が必要ということ。
その存在がアドニスというわけです。
もうこんなこと繰り返してたら、絶対誰かが死んでしまうことになりますね。
このことは生前のアルフレドは知っており、ドロテーアに対して復讐を繰り返さないように言っていたのですが、ドロテーアはその助言を無視してまでもアルフレドを復活させたいと思っているわけです。
おそらく、アルフレドを復活させたとしても、幸せにはなれなさそうな感じがしますね。
ドロテーアとドロカが似ているのはなぜ?関係性を解説
@tos
※はめつのおうこく小冊子ネタ屍を踏みつけて(ドロテーア) pic.twitter.com/FTvWr2Gyac
— 岩塩@原稿やれ (@iwazio44) February 7, 2021
ドロテーアは『はめつのおうこく』のドロカと声、容姿、魔法などが似ています。
なぜ似ているのか、それには理由がありました。
ドロテーアとドロカの共通点
ドロテーアとドロカはまるで双子かのように顔が似ています。
血縁関係があるのでは?と思うかもしれませんが、二人は親戚ではありません。
また、使える魔法も同じで愛のスペルとマンドラゴラを使い、人間の男を自由自在に操ります。
これほどまでに似ている点が多いのはなぜなのでしょうか?
二人は別世界の同じ存在
実はドロテーアとドロカは「別の世界」を生きる同じ存在だったのです。
アンサンブルバース(多重奏宇宙)で繋がる複数の世界があり、ドロテーアはもともと『剣の王国』の人物でした。
別世界には必ず同じ存在がいるので『はめつのおうこく』のリディア帝国は『剣の王国』とは別世界となり、ドロカはドロテーアの同じ存在だったということです。
だから、容姿も似ているし、使える魔法も同じだったのでしょう。
以下、同じ存在だと分かっているペアを載せておきます↓
- アルフレド=アドニス
- ドロテーア=ドロカ
他にも同じ存在の人物が現れてくるかもしれません。
アドニスは師匠のクロエを生き返らせようとしているので、クロエと同じ存在の人物が現れる可能性もありますね。
まとめ:ドロテーアの正体や闇落ち理由について
- ドロテーアの正体は『剣の王国』における4番目の魔女
- ドロテーアはアルフレドを復活させることが目的で魔女狩りをした張本人
- ドロテーアとドロカが似ているのは別世界の同じ存在だから
以上、ドロテーアの正体や闇落ち理由、目的などについて解説してきました。ドロテーアの気持ちも分かりますが、自分の目的のために他の命を犠牲にするのはやりすぎですよね…
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