『はめつのおうこく』は主人公の人間が師匠を殺されたことがきっかけで、帝国に対して復讐をしていくダークファンタジー物語です。
刺激的な描写や緻密なストーリー構成で人気を博しています。
そんな『はめつのおうこく』ですが、『剣の王国』という漫画とつながりがあったことをご存知だったでしょうか?
今回は『はめつのおうこく』と『剣の王国』のつながりについてわかりやすく解説していきます。
「はめつのおうこく」と「剣の王国」のつながりを解説
【お知らせ】
「はめつのおうこく」著:yoruhashi
最新第⑤巻発売直前+特集記事公開記念マグコミにて「剣の王国」掲載話全話開放を
8月5日12:00(正午)より⏰24時間限定で開催✨特集記事合わせよろしくお願いします❤️
8月10日発売「はめつのおうこく」第⑤巻
書店フェアの告知もあります‼️ pic.twitter.com/Ti1l6PYB3A— きくち 編集 (@kiku_comi) August 2, 2021
まず初めにお伝えしたいことは『はめつのおうこく』と『剣の王国』の作者はyoruhashi先生という漫画家で同一人物ということです。
「はめつのおうこく」は2019年5月から『月刊コミックガーデン』とWebコミックサイト『MAGCOMI』で連載が開始されています。
漫画誌とネット掲載で同時に連載が始まるなんて、稀有なケースですよね!
一方、『剣の王国』は2014年1月31日から2019年2月1日までcomicoで毎週金曜日に連載されていました。こちらはネットのみで閲覧できていた作品となります。
時系列的には『剣の王国』が先で、その後に『はめつのおうこく』が始まったという感じです。
この二つの作品ですが、実は作品内でのつながりもあるという話もあるので、解説していきます。
「はめつのおうこく」と「剣の王国」のつながりは?
作者のyoruhashi先生は『はめつのおうこく』と『剣の王国』にはつながりがあると明言していました。
作品内では”アンサンブルバース”という多重奏宇宙という概念が存在しており、いわゆる別世界に転生できるような設定があります。
『剣の王国』が舞台となっている王国と、『はめつのおうこく』の舞台となっているリディア帝国では、別次元の世界であることがうかがえますね。
yoruhashi先生はX(旧Twitter)で
剣の王国ははめつのおうこくに合流します
と投稿していたので、これにはファンも大歓喜の事態となりました(笑)。
ストーリーにつながりがあると明言した後、『剣の王国』での9章部分である176~201話が削除され、2021年11月に”トゥルーエンド”とされる最終話が176話が公開されています。
次作につなげるために路線を変更したのだと考えられますね!
「はめつのおうこく」は「剣の王国」の続編なのか?
yoruhashi先生の発言を見ると『剣の王国』から『はめつのおうこく』にストーリーがバトンタッチするといった風に聞こえますが、続編であるこかどうかは明らかにされていません。
しかも、時系列も明言されていないので、『剣の王国』のほうが過去だという風に単純に考えることもできないのです。
ただし、『剣の王国』で登場してきたメインキャラ、ドロテーアが『はめつのおうこく』で登場するなど、激アツな展開は描かれています。
作中では2作品に共通するのキャラクターも登場していますが、『剣の王国』の続編として描かれているのは明らかになっていません。
また、『はめつのおうこく』の漫画原作8巻まででは、『はめつのおうこく』と『剣の王国』の時系列についても不明となっています。
ちなみに『剣の王国』が『はめつのおうこく』と合流するのは『はめつのおうこく』の原作コミック3巻です。
このタイミングでドロテーアが登場してきます。
しかし、かなり様子がおかしく変貌を遂げているので、なぜそうなったのかはファンの間でも様々な考察が展開されていておもしろいです。
ドロテーアは剣の王国からやってきた魔女?
そういえば前作「剣の王国」も幸運な作品でした。
本当に面白いwebコミック2017(女性部門)12位
次に来るマンガ大賞2018(web部門)15位
アニメ化してほしいマンガランキング ノミネートそして今回「はめつのおうこく」も選考入りとなって、もうこの先の運をすべて使い果たしたのではないかと。 pic.twitter.com/HakWNcMYA3
— yoruhashi (@yoruhashi) October 3, 2020
『はめつのおうこく』と『剣の王国』のつながりを説明するのに外せない存在なのがドロテーアです。
ドロテーアは両作品でどんなつながりがあるのでしょうか。
『はめつのおうこく』で王妃となったドロテーアは『剣の王国』から来た
ドロテーアは『はめつのおうこく』のアンドロメダ王妃の正体でした。
『はめつのおうこく』には謎の深い人物も登場してきます。 その中で存在感を出している人物がアンドロメダです。 アンドロメダはリディア帝国で、23代皇帝であるゲーテの後ろに慎ましく寄り添う王妃。 常に顔をベールで隠しているため[…]
つまり、『剣の王国』のドロテーアと『はめつのおうこく』のドロテーアは同一人物ということです。
『剣の王国』の最終話「旅のおわり」にて、『剣の王国』のドロテーアが『はめつのおうこく』の世界に行くようになる動機や経緯が描かれています。
ドロテーアは自分の望みを叶えるためにも『はめつのおうこく』のリディア帝国の皇帝になる必要がありました。
なので、別世界であるリディア帝国に行ったわけです。
ドロテーアの真の目的とは?
ドロテーアの真の目的はアルフレドを復活させることです。
『はめつのおうこく』ではアルフレドは首だけの状態となっており、ホルマリン漬けにされているような感じで登場しています。
このことから、アルフレドは死亡していることが分かりますよね。
『剣の王国』の作中でもアルフレドの死は確認できます。
ドロテーアはアルフレドに対し、恋に近い感情を抱いており、殺されたことがきっかけで憎しみの感情も芽生えました。
ドロテーアはアルフレドを復活させるためには偽善はいらないとまで言っています。
まさに闇落ちの瞬間ですね!
ドロテーアはアルフレドを復活させるためにはアドニスの記述式召喚魔法が必要と知り、『はめつのおうこく』のリディア帝国へ行くことにしたのです。
これで話は繋がりましたね!
ドロテーアが異世界を転送できた理由
普通の人は別世界を行き来することはできません。
しかし、ドロテーアは『剣の王国』における4番目の魔女だったため、異世界へ行き来することができたのです。
ちなみに1番目の魔女はドロッセルと言い、ラビットホールという魔法を使い、別世界への移動を可能にしていました。
すなわち、ドロテーアもラビットホールという魔法を使える可能性が高いです。
ドロッセルはドロテーアの母親でもあることから、同じ魔法が使えると思っても何ら不思議はありませんよね。
『剣の王国』が打ち切りになったから『はめつのおうこく』が始まった?
【告知】
「はめつのおうこく」×「剣の王国」
キャラクター総選挙が開催されます!投票方法などの詳細はまだ分かりませんが、それらしいボードを作ってみました!
1位に選ばれたキャラクターには、なにかあるみたいです…✨ pic.twitter.com/s1ugYYn43B— yoruhashi (@yoruhashi) February 5, 2021
『剣の王国』は未完のまま、連載が終了しています。
一旦、201話まで連載されており、ここで連載が終了したのですが、次作の掲載が決まるとほぼ同時期に9章部分である176~201話が削除され、2021年11月に”トゥルーエンド”とされる最終話が176話が公開されました。
大人の事情が絡んでいそうな動きですよね。
私個人的に思うところは、一度は打ち切りになってしまったが、反響が良かったため、次作連載のオファーが来て、途中でストーリーを改編したという感じかな~とは思っています。
『剣の王国』ではネットでの連載されていたのに対し、『はめつのおうこく』では漫画誌に掲載されるようになっていますから、明らかに昇格と言っていいでしょう。
より高いステージで漫画が描けるようになったので、『剣の王国』を打ち切りにして、再出発したのではないでしょうか。
まとめ:『はめつのおうこく』と『剣の王国』のつながりについて
- 『はめつのおうこく』と『剣の王国』にはつながりがあり、3巻で合流する
- ドロテーアはリディア帝国に行き、アルフレドを復活させようとしている
- 『剣の王国』は打ち切りになっている
以上、『はめつのおうこく』と『剣の王国』のつながりについて解説してきました。
より『はめつのおうこく』を楽しむためにも『剣の王国』を読んでおくことをオススメします。
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