鴨乃橋ロンの内通者は誰なのか?犯人のネタバレ考察【血の実習事件】

『鴨乃橋ロンの禁断推理』にて、M家のマイロから届いたクルーズ船の招待状を受け取り、ついにロンはM家との直接対決に挑むことになりました。

そして、「血の実習事件」にはM家が絡んでいると噂されていますが、果たして真相はどうなのでしょうか。ロンを罠に嵌めた人物とは一体誰なのか、とても気になるところです。

今回は、この謎めいた『鴨乃橋ロンの禁断推理』の「血の実習事件」における内通者が誰なのかについて、少し掘り下げて考察してみたいと思います。

シマリス社長
内通者は誰だったんだろう?
本記事の内容はネタバレを含みますのでご注意ください。

鴨乃橋ロンの内通者は誰だった?


さっそく「血の実習事件」での内通者について見ていきましょう。

内通者はシャチ

結論から言うと、内通者はシャチでした。ロンとBLUEのメンバーがクルーズ船に乗り込んだ際、M家によって仕組まれた数々の殺人事件に巻き込まれていきます。そして、殺人事件のトリックが解明されたとき、あの「血の実習事件」での犯人であり、M家への内通者がシャチであることが判明しました。

シャチは、「血の実習事件」の主犯であり、ロンを罠に嵌めた張本人でした。彼はロンに睡眠薬入りの黒蜜を飲ませて昏睡状態にさせ、目覚めたときには実際の日にちよりも1日ずらされていたのです。

その結果、ロンは1日早くアジトに向かい、待ち構えていた罠にかかって意識を失い、事件当日に犯行を行ったように見せかけられてしまいました。ロンの首にできた傷や、彼の脳に仕掛けられた細工も、すべてシャチの仕業だったのです。やはり、あの黒蜜には睡眠薬が入っていたんですね。ロンの苦悩が伝わってきます。

シャチの目的はフィンを守るため

しかし、シャチがそのような行動を取った背景には、フィンを守るためという動機がありました。

M家の人間はフィンを人質に取り、彼の命と引き換えにシャチに犯行を強要していたのです。シャチはフィンのことが好きだったのでしょうね。

だからこそ、彼のためにやむを得ずM家の指示に従うしかなかったのだと思います。

最後はマイロに撃たれて死亡

すべてが明らかになった瞬間、シャチはマイロに撃たれ、命を奪われてしまいました。

M家は失敗した者を容赦なく抹殺するという残酷さを持っており、シャチはフィンの目の前で無情にも命を奪われたのです。マイロの冷酷さには、本当に驚かされます。

シマリス社長
好きなキャラだったのに死んじゃって残念だ…

「血の実習事件」で疑われた容疑者は?

「血の実習事件」では様々なキャラが容疑者として疑われました。なぜ疑われたのかも合わせて容疑者を紹介していきます!

容疑者その①フィン・フェネック

内通者として疑われた人物の一人目は、フィン・フェネックです。

フィン先生はBLUEの密室学教官であり、『血の実習事件』が密室殺人であったことから興味を持ち、現場近くまで足を運びました。そこで、BLUEの校長エメ・エメリッヒがカギを開けて現場に入っていくのを目撃したのがDr.ヒルシュでした。

フィン先生がヒルシュを疑った理由は、ヒルシュがその日、海外にいたと主張していたからです。ですが、ヒルシュは『血の実習事件』の7人の遺体を解剖したとも言っています。この2人の話に矛盾が生じており、もしヒルシュの言い分が真実であれば、フィン先生は嘘をついていることになります。まさに謎が深まる瞬間です。

容疑者その②Dr.ヒルシュ

次に、内通者として疑われたのはDr.ヒルシュです。

彼はBLUEの解剖学教官であり、フィン先生に問い詰められると「自分が関わった事件現場に見落としがないか確認しに行った際に、偶然校長を見かけたが声をかけ損ねた」と答えました。

この行動だけでも怪しさが漂いますが、さらに彼には「2度殺しのヒルシュ」という不穏な別名がありました。

もし彼が遺体を解剖したのが事実ならば、嘘をついていないことになりますが、それでも疑いが完全に晴れるわけではありません。特に、眠っていたロンを解剖しようとした過去があるとなれば、怪しまれても仕方ないでしょう。

容疑者その③エルマー・スティングレイ

最後に、エルマー・スティングレイも内通者として疑われました。

彼は『血の実習事件』の3日前に転校してきたばかりの生徒で、突然ロンを訪ねてきて、親友で相棒だと名乗ります。事件後、消息不明となったロンを探して日本まで来たと主張していますが、突然現れ、事件について何か知っている様子の彼の存在は、やはり疑いを招いてしまうのも無理はありませんね。

こうした人物たちの行動が、物語にさらなる緊張感を与えています。

血の実習事件の犯人は誰だったのか?

『血の実習事件』の犯人はロンではなく、真の黒幕はM家でした。すでに述べたように、この事件の内通者であり犯人でもあったのはシャチで、その背後で糸を引いていたのがM家のマイロです。

さて、ロンたちはどうやってこの真実にたどり着いたのでしょうか?

個人的にも、この事件の謎が解けないまま進んでいたので、真実が明らかになるのをずっと待ち望んでいました。そんな中、シュピッツがBLUEに忍び込みましたが、事件に関するファイルはどこにも見当たりません。

警察にも残っているはずのファイルが見つからないとは、これができるのはM家くらいしか考えられませんよね。しかし、意外にもその事件のファイルをロンたちに手渡したのは、M家の一員であるウィンター・モリアーティでした。

この予想外の展開には驚きましたが、これによってロンたちは事件解決の手がかりをつかみ、シャチにたどり着くことができたのです。この一連の展開は、やはり物語の大きなクライマックスとして非常に印象的でした。

シマリス社長
モリアーティ家が絡んでいた事件だったのか!

まとめ:鴨乃橋ロンの禁断推理の内通者について

  • 内通者はシャチだった
  • シャチはフィンを守るために内通者となっていた
  • 「血の実習事件」における黒幕はウィンター・モリアーティ

以上、『鴨乃橋ロンの禁断推理』の「血の実習事件」における内通者および黒幕について掘り下げてきました。事件の作り込みが秀逸で読んでいてドキドキしますね!

シマリス社長
血の実習事件は特に興奮したよ!

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