推理漫画作品『鴨乃橋ロンの禁断推理』の主人公・鴨乃橋ロンは作中で一番、キャラが濃いと言ってもいいでしょう。
そんなロンの首には「96」という数字のあざがあります。初めて見た時はどんな意味があるのか、気になって夜も眠れませんでした。
今回は『鴨乃橋ロンの禁断推理』主人公・ロンの過去を探りつつ、首のあざの96の意味についても解説していきます!
鴨乃橋ロンの禁断推理・ロンの過去を徹底解説!
早速ロンの過去について見ていきましょう!
犯罪一家と名探偵の家の間に生まれた『禁断の子』
ロンは幼少期に父親から様々な教えを受けました。父親は、犯罪一家のモリアーティ家の出身であり、彼の母親は宿敵である名探偵ホームズ家の出身。ロンは、いわゆる「禁断の子」としてこの二つの家系の間に生まれたのです。
- [父親]エリオット・モリアーティ → 犯罪一家
- [母親]ロミ・ホームズ → 名探偵ホームズ家
父エリオット・モリアーティは、ロンの母ロミ・ホームズとの出会いをきっかけに変わり始めました。彼の望みは、ロンが両方の家系に縛られず、自由に生きてほしいというものでした。
エリオットは、自分がモリアーティ家に属する限り、常に危険にさらされていることを理解していたのでしょう。彼は息子が自由に生きるために必要な力を得るよう、自分の持つすべての知識をロンに伝えました。これも父親としての愛情の表れだったのでしょうね。
幼少期の記憶は曖昧なことが多いですが、ロンは確かに父からの愛を受け取っていたのでしょう。そして、その愛が彼の中に強い正義感を育て、犯罪を許さない心を持つようになったのかもしれません。愛は、ロンに限らず、この世のすべての人にとって、心の中に存在する大切なものです。
血の実習事件を機に探偵免許が剥奪される
鴨乃橋ロンは、世界最高峰の探偵養成学校「BLUE」をトップの成績で卒業した天才探偵です。ロンが卒業したことで、未解決事件が次々と解決されるのではないかと期待されていたほどの逸材でした。
しかし、『血の実習事件』によって、ロンは探偵免許を剥奪され、探偵として活動することを禁じられています。
探偵という職業は、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、実際に探偵学校も存在しています。
探偵になるために国家資格は必要ありませんが、資格試験はありますし、経験も大事な要素です。探偵の平均年収は300~400万円と言われていますが、ロンのように優れた人物であれば、それを軽々と超えることも十分に可能でしょう。
鴨乃橋ロンの首のあざ96の意味は?
それでは、ロンの首に刻まれた「96」の傷の意味について解説します。
ロンの首のあざ「96」の意味は?
まず、「96」という数字が示すのは、ロンが
- モリアーティ家の9代目
- ホームズ家の6代目
ということを意味しています。
つまり、ロンは犯罪王モリアーティ家と名探偵ホームズ家の両方の血を受け継いでいる存在なのです。この数字には、彼の生まれながらの運命が象徴されているとも言えるでしょう。
首のあざ「96」は誰がつけたもの?
この「96」の傷は、血の実習事件の際にモリアーティ家によって付けられたものです。原作コミック『鴨乃橋ロンの禁断推理』11巻94話で、マイロ・モリアーティがその真相を明かしています。
孤島天文台殺人事件で発見された被害者・小野寺カヨコの遺体の下に描かれていた「96」は、ロンの首の傷跡と一致していました。このことから、ロンは血の実習事件でもモリアーティ家によって罠にかけられたことに気づいたのです。
血の実習事件とは、5年前にBLUEの生徒と警察が協力し、本物の犯人を逮捕するという授業の一環で行われました。ロンは、7人の殺人集団のアジトを突き止めましたが、警察が到着した時には、7人の殺人者の死体の真ん中で、凶器を持ち血まみれのロンが放心状態で立っていました。
この出来事でロンは容疑者となりましたが、事件当時の記憶がなかったため、極刑は免れたものの、探偵免許を剥奪されるという厳しい処分を受けます。このような出来事の背後には、首領であるマイロ・モリアーティの存在が見え隠れしているのが分かりますよ!
マイロは、犯罪行為を楽しむ一方で、優秀な探偵であるロンが将来的に自分たちの障害になると考え、彼から探偵という職業を奪うことでその脅威を排除しようとしたのかもしれません。また、ロンがモリアーティ家の血を引きながらも探偵として生きることを、マイロはどうしても許すことができなかったのでしょう。
モリアーティ家は「96」に執着している
さらに、モリアーティ家は「96」という数字に異常なほど執着しています。ロンの首の傷だけでなく、小野寺カヨコの遺体に描かれた「96」、渋谷黙示録連続殺人事件においても「96」という数字が登場します。
- ヨハネ黙示録9章6節、
- ハイドンの交響曲第96番「奇蹟」、
- 殺人に使われた矢に付着していた金属イリジウム(第9族6周期元素)
など、すべてが「96」に関連しており、ロンはこの事件もモリアーティ家の仕業だと確信するに至りました。
こうして見ると、「96」という数字はロンの人生と深く結びついており、それは彼が避けて通れない宿命を象徴しているかのようです。
鴨乃橋ロンの父親と母親について
ロンは、高原オーベルジュ連続殺人事件の際に、忘れていた父の記憶をすべて取り戻しました。それでは、ここからはロンの両親について詳しく解説していきます。
ロンの父:エリオット・モリアーティ
ロンの父はエリオット・モリアーティ。目の下に三日月型のアザがあり、背丈や体格、目の色など、多くの特徴がロンとそっくりです。また、黒蜜ではなくメープルシロップを何にでもかけて食べる習慣があったようです。
幼い頃、ロンは父親が銃殺される場面を目撃しました。この出来事は彼にとって非常にショックで、あまりにも悲しすぎる記憶だったため、彼の中で封じ込められていたのです。ロンの記憶の中の父は、彼に自分が犯罪一家モリアーティ家と名探偵ホームズ家の間に生まれた「禁断の子」であることを教えています。
エリオットは犯罪を生業とするモリアーティ家に生まれ、その運命に逆らうことはできないと感じながらも、犯罪によって苦しむ人々を見るのが辛かったようです。しかし、ロンの母であるロミ・ホームズに出会ったことで、エリオットは犯罪から離れる決意をします。その結果、最後の事件で失敗したとみなされ、モリアーティ家によって命を奪われることとなりました。
エリオットは
「お前はホームズにもモリアーティにも縛られるな、自分の行きたい道を行け」
と語り、自分が学んできたすべてをロンに教えました。彼は、息子が自分の道を進むためには力が必要だと考え、持てる知識と技術をすべて伝えたのでしょう。
ロンの母:ロミ・ホームズ
ロンの母親はロミ・ホームズ。彼女の名前は『鴨乃橋ロンの禁断推理』11巻96話で、母からロンに宛てられた手紙の中に明らかにされています。
BLUEのエメ校長とロミは、共にBLUEで学び、最高の時を過ごした仲でした。エメ校長は、ロンが赤ん坊の頃から彼を知っており、その頃からロンは人嫌いであったと語っています。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』5巻では、ロンがトトに母親は変わった人で、世界50周旅行中だと話しています。また、ロンの母は絶対に怒らない穏やかな性格の持ち主だそうです。
このように、ロンの両親はそれぞれに深い影響を与えた存在であり、彼の人生に大きな影響を与えていることがわかります。
まとめ:鴨乃橋ロンの過去や首のあざ96の意味について
- 鴨乃橋ロンは犯罪一家と名探偵の家の間に生まれた子
- ロンの首のあざ「96」はモリアーティ家9代目、ホームズ家6代目という意味がある
- 父エリオットは死亡しており、母ロミは生きている
以上、『鴨乃橋ロンの禁断推理』におけるロンの過去や首のあざ「96」の意味について掘り下げてきました。意味が分かると、より作品の深みを知りながら楽しめそうですね!
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