『鴨乃橋ロンの禁断推理』では、鴨乃橋ロンと一色都々丸(トト)のコンビが事件を次々と解決していく様子が描かれていますが、今回の孤島天文台殺人事件では、ロンが犯人扱いされるという厳しい状況に追い込まれます。この緊迫した展開には、読者としてもハラハラさせられますね。
ロンが本当に真犯人なのか、それとも他に犯人が存在するのか。この疑問が物語をさらに深みのあるものにしています。そして、迷宮入りしていた10年前の天文台7人銃殺事件の犯人も絡んでくることで、謎はさらに複雑化します。
今回は『鴨乃橋ロンの禁断推理』における孤島天文台殺人事件について詳しく解説していきます。
鴨乃橋ロン・孤島天文台殺人事件の真犯人は?
鴨乃橋ロンの禁断推理7〜9話は「孤島天文台殺人事件」という話で漫画の時から好きな話なんですが、アニメ見て久しぶりにストーリーに触れると、最近読んだ「そして誰もいなくなった」に話が似てて(多分オマージュ?)興奮しちゃいました!!
ロンがすごく魅力的なキャラで毎週ワクワクしちゃいます pic.twitter.com/nK9SqNDcBG
— 時生📓🩻 (@shio40_104) November 25, 2023
ロンとトトが、流星群の美しさを楽しむために孤島へ招かれました。しかし、その平穏な時間は突然、悲劇に変わります。天体カメラマンの小野寺カヨコが何者かに命を奪われ、ロンが疑われてしまったのです。まさかの展開に、ロンが犯人として逮捕されるなんて、信じられない気持ちです。
その後、さらに驚くべき出来事が起こります。なんと、グリズリー先生までもが命を落としてしまいました。この時点で事件は一層複雑さを増し、真犯人の姿がますます見えなくなっていきます。
二人も犠牲者が出てしまったこの事件、真犯人は一体誰なのでしょうか。早く解決してほしいという気持ちが強まりますが、解説を進めていきたいと思います。
10年前にも天文台で殺人事件があった
10年前に起こった天文台での7人銃殺事件、その犯人が天文台館長・十文字匠の父親であったことが明らかになりました。
未解決だったこの事件の真相がようやく解き明かされ、驚きと共にやりきれない気持ちがこみ上げてきます。
10年前の南暖天文台で行われた獅子座流星群の鑑賞会。その際、当時の天文台館長だった十文字匠の父親が、観客と従業員全員を銃殺し、自らも銃で命を絶ったのです。しかし、その動機は今もなお謎に包まれたままです。
真犯人は十文字匠だった
次に、小野寺カヨコとグリズリー先生を殺害した犯人も判明しました。それは、なんと十文字匠だったのです。
10年前、事件の第一発見者であった彼は、父親の犯行であることに気づきましたが、家族の恥を隠そうと、事件で使われた拳銃をこっそり隠していました。
小野寺カヨコは天体カメラマンとしての顔を持ちながらも、実は未解決事件を追うルポライターであり、彼女が事件の真相に近づくのを恐れた十文字は、彼女を殺害してしまいます。
この展開には驚かされましたが、犯行の動機が彼の心に深く残る傷跡を感じさせますね。
グリズリー先生もまた、小野寺カヨコ殺害の真相に気づいたために命を奪われました。
真実を追求することが、時には命を危険にさらすことになるとは、何ともやるせない気持ちになります。
犯行がバレた十文字匠は自殺未遂をする
事件の真相が明らかになった後、十文字匠は青酸カリで自ら命を絶とうとしましたが、実際には生き延びていました。
彼は巧妙に自殺を偽装し、青酸カリ特有のアーモンド臭を泡の出るアメで再現し、脈を止めたように見せるためにボールを脇に挟んでいたのです。この巧みさに驚かされる一方で、そこまでして罪を隠そうとする彼の心情を思うと、複雑な気持ちになります。
結果として、誰にも疑われることなく、十文字は「死亡」とされてしまいました。この事件の結末に、何とも言えない後味の悪さが残りますね。
孤島天文台殺人事件で鴨乃橋ロンが疑われた理由とは?
鴨乃橋ロンの禁断推理
#08 孤島天⽂台殺⼈事件【中編】 pic.twitter.com/2KNZ49q7CT— 三川屋綺堂丸(mikawa) (@mikawa13) November 22, 2023
孤島天文台殺人事件で真っ先に犯人だと疑われたのは鴨乃橋ロンでした。なぜロンが容疑者となってしまったのでしょうか?
なぜ真っ先に鴨乃橋ロンが容疑者になったのか?
鴨乃橋ロンが真っ先の容疑者になってしまったのは、探偵養成学校BLUEのグリズリー先生が真っ先にロンを疑ったからというのが一番の要因かと思います。
グリズリー先生は探偵として非常に優秀で、そんな名探偵が疑うと、周囲の人々もその判断を信じたくなることでしょう。
事件の流れとしては、ロンとトトが獅子座流星群の鑑賞会に招かれた孤島で、天体カメラマンの小野寺カヨコが何者かに殺害されました。
その際、島に用心棒として来ていたグリズリー先生がロンを疑い、彼は犯人として逮捕されてしまいました。タイミングが悪すぎますよね。
しかし、その後、グリズリー先生もまた何者かに殺害されてしまい、事件はさらに複雑な展開となってしまいました。
鴨乃橋ロンは犯人ではない
鴨乃橋ロンは犯人ではなかったことが証明されました。トトが懸命に捜査し、その結果をグリズリー先生に伝えたことで、ロンの無実が証明されたのです。
ロンが犯人ではない理由について、以下の点が挙げられます。
- トトがドーム内の望遠鏡を調査したところ、23時から1時までの間、ドーム内は完全に暗かったことが判明しました。
- 室内灯は7つありましたが、すべて壊されており、暗闇の中で狙撃は不可能でした。
- 1時以降に聞こえた銃声は1発だけであったため、室内灯は23時以前に撃たれたと考えられます。
- その結果、23時にはすでに室内灯の破片がドーム内に散乱していたことがわかります。
- ロンは真っ暗なドーム内で裸足のまま発見されましたが、無傷でした。
- 23時以降、ロンは暗闇のドーム内を歩いていなかったことが示唆されます。
- 小野寺カヨコは1時に聞こえた銃声で殺害されたと考えられますが、ロンとカヨコの間にはお互いの姿が見えないほど大きな望遠鏡があったため、撃つことはできませんでした。
- 意識を失っていた場所から一歩も動かずにロンがカヨコを撃つのは不可能だったのです。
これらの事実により、鴨乃橋ロンが犯人ではないことが証明されました。
さらに、ロンは銃の腕前があまり良くなく、探偵養成学校時代も銃の成績は芳しくありませんでした。小野寺カヨコの背後から心臓を一撃するなど到底無理で、7つの室内灯をすべて割ることもできなかったでしょう。
孤島天文台殺人事件で被害に遭った人物は?
#鴨乃橋ロン 孤島天文台殺人事件 ここからが本当にロンとトトの活躍が始まるんだろうなって話しだった。全ての犯罪はМ家に通づると言われる至上最強の犯罪一族が登場!!しかもモリアーティ家そしてシャーロック家も関わる話しになっていくようです。探偵養成学校Blueの存在といい面白くなってきた。 pic.twitter.com/3Dlr50wUyJ
— ヨウイチ (@ozGYoYx1iS7OMxY) January 3, 2024
残念ながら、孤島天文台殺人事件で被害に遭ったキャラは一人ではありませんでした。被害者と被害に遭うまでの経緯について解説していきます。真相解明に至った経緯を解説していきます。
初めの被害者・小野寺カヨコが殺された経緯
小野寺カヨコが殺害された経緯について、十文字匠がどのように行動したのかを振り返ってみましょう。
まず、獅子座流星群の鑑賞会の最中、十文字匠は一旦自室に戻るフリをして、小野寺カヨコを襲い、彼女を睡眠薬で眠らせました。そして、眠らせた小野寺カヨコとロンをドーム内に運び込みます。この際、ロンのポケットにマスターキーを忍ばせ、扉に接着剤を塗って開かないようにしてしまいました。
この時、問題となったのは、発見時に扉が鍵で閉じられていたため、密室状態が作られていたことです。この密室がどのようにして生まれたのかをトトが説明しています。
小野寺カヨコが目覚めた後、彼女はまず光っている室内灯のスイッチを入れようとしました。しかし、すでに室内灯はすべて割られていて、電気はつきません。次に彼女は、横にある扉に気づき開けようとしますが、扉に塗られた接着剤のせいで開かず、鍵がかかっていると勘違いし、反対に鍵を掛けてしまったのです。これにより、密室が完成しました。
扉が開かず、次に小野寺カヨコが取った行動は、もう一つの光るスイッチ、ドームの開閉スイッチへ向かうことでした。しかし、望遠鏡には巧妙な仕掛けが施されており、開閉スイッチを押すと銃の引き金が引かれるようになっていたため、結果として彼女の背中に銃弾が命中してしまったのです。
決定的な証拠として、トトが指摘したのは、ドーム内に鍵を壊して入る前から懐中電灯を用意させていたことです。ドーム内の室内灯が割れていて点灯しないという事実は、犯人しか知り得ない情報だったからです。
グリズリー先生が殺された経緯
次に、グリズリー先生が殺害された経緯について見ていきましょう。
グリズリー先生は、望遠鏡に仕掛けられた釣り糸から、犯人が十文字匠であることに気づきました。そして、彼の部屋を訪れた後、二人は屋上で話をすることになったと考えられます。しかし、その屋上でグリズリー先生は銃撃され、転落してしまいました。
転落を目撃したロンとトトはすぐにグリズリー先生の元へ駆けつけましたが、その後、自然な流れとして、銃声がした屋上に駆けつけるべきでした。しかし、転落したグリズリー先生の元へ駆けつけてきた人物がもう一人いました。それが十文字匠でした。転落を目撃していなければ、その行動は取れないはずなのです。
屋上でグリズリー先生を撃った十文字匠は、銃撃の際にずぶ濡れになっていましたが、それを隠すために傘をささずに駆けつけたのです。この不自然な行動が、事件解決への決定的な手がかりとなりました。
まとめ:鴨乃橋ロン孤島天文台殺人事件の真犯人について
- 孤島天文台殺人事件の真犯人は十文字匠
- 鴨乃橋ロンはタイミングが悪く、グリズリー先生に疑われてしまった
- グリズリー先生は殺される前に真犯人を突き止めていた
以上、『鴨乃橋ロンの禁断推理』における孤島天文台殺人事件について掘り下げてきました。作り込まれた事件で真相に行き着くまでの流れが秀逸な事件ですね。
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