多くのファンを虜にしている水沼史郎は、頭脳明晰でありながらも熱いパッションを持つという、まさに皆の憧れのような存在です。
また、水沼が「白い花の咲く頃」を独唱する名シーンにおいても、水沼のかっこよさを存分に見ることができます。
今回は、そんなかっこいい要素が詰まった、水沼史郎の魅力について解説していきます。
コクリコ坂からに登場する水沼史郎とは
水沼史郎は港南学園高校の生徒会長
港南学園高校の生徒会長を務める水沼史郎は、学園一の秀才とされるほど頭脳明晰な人物です。
また、生徒たちの部室がある施設「カルチェラタン」の存続に対して、俊と共に強く訴えるところからみても、情に熱い性格だということが分かります。
風間俊の良き理解者でもあり、2人は親友です。
冷静且つ、時には熱い水沼と俊の波長が合うのだと思います。
水沼史郎は風間俊とツートップ
水沼は、港南学園高校において、風間俊と共にツートップのような存在であり、人気っぷりは学年を跨ぐほど。
松崎海の妹である空も、水沼に憧れと恋心を抱いていました。
姉が1人いて、姉もかつて生徒会長を務めていました。兄弟揃って秀才なのですね。
水沼史郎のかっこいい要素まとめ
脇役ながらも華やかである水沼は、物語中でも、持ち前のかっこよさをたくさん見せていました。
彼のかっこいい要素を見ていきましょう!
秀才でありながら、高慢ではない
生徒会長というと、規則に厳しいなど学校側に身を置いているイメージですが、水沼は違います。
常に生徒の気持ちを考え、行動をしていました。
カルチェラタンの存続に関しての集会が行われた際には、自身は存続に賛成である意見を持ちながらも、常に中立な立場を一貫しているのです。
また、カルチェラタンの掃除に来てくれた人たちへの挨拶の場面では、「本当にありがとう。」と深々とおじきをしながら言っていました。
丁寧で謙虚な姿勢からも、皆が尊敬し、ついて行くような仁徳を感じます。
女性に優しい
松崎空が、カルチェラタンから出る際に、出口までエスコートをしていました。
まだ高校生であるにも関わらず、女性をエスコートする姿勢は、かなり大人びているようにも思えますし、かっこよく見えますよね。
エスコートをされた空は、すっかりときめいたような顔を水沼に向けていました。
また、カルチェラタンの掃除の場面では、「男どもは危険な作業を率先してこなすべし!」と言っています。
女性のことを思いやっていることが十分に分かりますね。
リーダーシップがある
カルチェラタンの存続に関しての集会があった際に、教師が突然見回りに来た際がありました。
激しい討論が行われていた中、教師が来たという合図を受け取った水沼は、臨機応変に歌を歌い始めます。
水沼の独唱の後に、生徒全員が続いて歌っていました。
もし、集会中の白熱した様子が教師に見られた場合に、激しすぎることで集会が中止になることになるかもしれません。
中止になることは、絶対に避けるためにも、白熱している皆より一歩身を引き冷静さを保つことで、全体をしっかりとまとめていることが分かりますね。
水沼史郎が生徒会長として歌い出した曲名
『コクリコ坂から』は港南学園の生徒会長であり学園一の秀才だけど風間くんとともに賭けマージャンで公費を使い込んだり、実家が料亭で幼い頃から芸者を見ていることにより若干女性へ偏った目を向けてしまう水沼史郎くん一択 pic.twitter.com/3bbylR9nJP
— 湯 (@iiiyudana) June 15, 2023
集会の際に、歌っていた歌は「白い花の咲く頃」という曲です。
岡本敦郎という歌手による歌で、1950年にNHKのラジオ歌謡として流れていました。
白い花というのは、ウメを始め、コブシやハナミズキなど春に咲く白い花々を指します。
別れの季節でもある春を背景に、それぞれが経験をする別れを物哀しく歌っていました。
コクリコ坂からの舞台は、1963年という時代設定があるため、白い花の咲く頃が、1950年に大ヒットした曲であることを考えると、コクリコ坂からの登場人物達にとっては「10年経っても褪せない名曲」のように捉えられているのではないでしょうか。
教師が見回りに来た際にも、誰もが知っているような名曲を歌うことは、無難で賢いチョイスだといえます。
どんな曲なのか、Youtubeにありましたので載せておきますね↓
やはり、現代の楽曲になれている私たちからするとだいぶ渋い歌ですね(笑)。
まとめ:水沼史郎のかっこいい要素
- 水沼史郎は生徒会長
- 水沼は謙虚で女性に優しく、リーダーシップがある
- 水沼史郎が歌っていた曲は「白い花の咲く頃」
今回は魅力が詰まった水沼史郎についてご紹介しました。
水沼史郎みたいな生徒会長がいたら、学校を盛り上げ、皆が一致団結する空気を生み出すでしょうね。
そんな彼は、ジブリの中でも上位に入る人気キャラクターともいえるでしょう!