『逃げ上手の若君』は、主人公・北条時行が諏訪頼重と共に、侵略された鎌倉から「逃れる」ところから物語が始まります。
時行の恩師であり、第二の父親でもある頼重は、時にうさん臭く、時にかっこよく、時に奇妙な挙動を見せ、時には神のように振る舞う、まさに「現人神」でした。
後に「中先代の乱」と呼ばれる鎌倉奪還の戦いでも、時行を支えるため自ら戦場に立ちますが、頼重は最後まで生きることができるのでしょうか。
そこで今回は、諏訪頼重が死亡するのかなどについて掘り下げていきたいと思います!
逃げ上手の若君の諏訪頼重は死亡する?
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諏訪頼重が死亡するのかについて見ていきましょう。
頼重は原作13巻で死亡する
結論から申し上げますと、諏訪頼重は死んでしまいます。
『逃げ上手の若君』は歴史ものの作品である以上、主要な登場人物たちの死は史実に基づいていることが多いです。
生死不明の人物も多々いますが、諏訪頼重の死は「太平記」などの史料に詳細に記録されていました。
作者の松田先生は、漫画として脚色や誇張をする場合もありますが、主要な流れは変えないようにしているとのことで、歴史愛が伝わってきますね。
頼重の最期は単行本13巻の110話「歴史1335」で描写されました。
中先代の乱にて頼重は自害する
「中先代の乱(なかせんだいのらん)」では、足利尊氏の神力が頼重をも超えていました。
尊氏の後光を浴びた時行側の軍勢は戦意を失い、足利側に寝返る者も出る事態になってしまったのです。
戦線を維持できず、頼重は「戦の責任者」として戦死する道を選びましたが、時行が頼重を戦場から救出し、二人は最期の時を「親子」として過ごしました。
頼重は時行と別れた後、自刃しています。
この場面の演出では、刃の流れが彗星の軌跡と重なり、「巨星堕つ」という比喩が使われています。
この表現は、大きな業績を残した偉大な人物が死んだことを、哀惜の念を込めていう表現としてしばしば使われる表現なので、頼重の偉大さを表しているのが伝わってきますね。
中先代の乱の中心人物は頼重?
「中先代の乱」の際、時行はわずか10歳で、周囲の大人たちが北条の正当後継者である時行を担ぎました。
尊氏もまた、
「この戦は諏訪頼重の乱と呼ばれるだろう」
と言っています。
そのため、頼重は時行を逃がし、自分は戦場に残るつもりでした。
時行を守るために死亡した
時行が頼重を救出したため、戦の名前は「中先代の乱」となりました。
頼重は時行を死なせたくなかったため、自ら戦場に残り、時行を逃がしました。
息子・時継の死
頼重は孫もいる年齢で、息子の時継も「中先代の乱」に参戦しました。
時継は影の薄い人物として描かれ、奇襲や暗殺を得意としていましたが、負け戦では活躍できず、頼重とともに戦場から救出されたものの、
「父上、お先に失礼します」
と言い残して死にました。
中先代の乱における顔剥ぎ事件について
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頼重のことを調べていると「顔の皮」というキーワードがちょくちょく出現するのですが、一体どういうことなのでしょうか?
それは、頼重が死亡する直前に行なった行為と関連のあるものでした。
顔の皮を剥ぎ取り死体工作する
頼重は自刃する際、43人分の遺体を用意し、全員の顔の皮を剥ぐという工作をしました。
これは「本当にこの死体はあいつなのか?」と思わせるためです。
頼重の死体を見た足利らは、
「頼重が本人なので、同じように顔を剥がれているこの北条時行っぽいのも本人だろう」
と納得し、時行の逃亡に気づきませんでした。
時行が逃げ延びたのは、頼重の忠義のおかげだったのです。
頼重は非情な心の持ち主だった?
43人もの人々が寺院内で命を絶ちましたが、その中には頼重も含まれていたようです。
事実だけを見れば、戦国時代にはよくある事件の一つに見えますが、全員の顔の皮が剥がれていた点が異常です。
想像するだけでも恐ろしいことですよね。なぜこんな猟奇的なことが起こったのか。その理由は
「時行が自害したと見せかけ、彼を逃がすため」
だったのですが、それにしても犠牲者が多すぎのような気もします。
顔が判別できなければ、誰の遺体かはわかりません。
当時はDNA検査もなく、歯医者のレントゲン写真での個人特定もできませんでした。
他に特徴的なものがなければ、死んだように見せかけることも可能だったのでしょう。
この顔剥ぎ事件には一つ大きな疑問があります。
それは「43人全員の顔が剥がされ、全員が自刃していた」中で「誰が43人の顔を剥いだのか」ということです。
自分の顔の皮を剥いだ後に腹を切るなんて痛すぎる死に方です。
まとめ:逃げ上手の若君の頼重について
- 頼重は原作コミック13巻で死亡する
- 死因は時行を守るための自害
- 自分以外の42人を犠牲にした顔剥ぎ事件が有名
以上『逃げ上手の若君』の諏訪頼重の死亡回について掘り下げてきました。昔の死に方は現代人だと想像もつかないことが多いです。
まさに事実は小説より奇なりといったところですね!
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