弱虫ペダルに登場する多くのキャラクターの中で、一人全てを超越しているかの如く異彩を放っている御堂筋翔くんについて、その人気の理由を考えていきたいと思います。毒舌・自己中心と好かれる要素がないように思える御堂筋君ですが、弱虫ペダルのキャラクターの中でも高い人気を誇っています。それに加え、彼の幼少期のエピソード、特異キャラをさらにパワーアップさせた脱皮についても紹介したいと思います。
弱虫ペダル|御堂筋翔が人気の理由3選
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— 💡こなたしろ💡 (@siro_konata_) January 31, 2023
御堂筋翔が人気の理由|勝利への執念が純粋
まずは、その勝利への執念が純粋で揺るがないことだと考えます。御堂筋君は勝利への執念が尋常ではなく、そのためには敵を欺いたり(時には味方をも)、スポーツマンシップに反するようなことも平気で行います。ただ、御堂筋君にとってそのことに対して罪悪感は全くありません。勝利の確率を高めるために必要なことだから、行うのは当然なのです。そこまで振り切った思考はある意味憧れで、皆が惹かれる大きなポイントの一つであるでしょう。
御堂筋翔が人気の理由|スポーツ選手スキルがトップレベル
2つ目は、そのライディング技術、フィジカル能力、そしてハートの強さ、スポーツ選手に必要とされるあらゆる要素においてトップレベルだからです。奇抜な描写から、伝わりにくいこともありますが、御堂筋君は1年の時と2年の時に1回ずつステージ優勝を果たしています。それは主人公の小野田坂道と同じ数です。加えて、1年の時には2日目のスプリントと山岳も獲っていますから、現役世代では最多ゼッケンを獲得していることになります。結果も十分に出していて、単純な強さから彼のファンになる人も多いと思います。
御堂筋翔が人気の理由|愛らしくて憎めない
3つ目は、非情で狡猾なキャラクターながら、完全な悪いキャラではなく、なぜか愛らしく憎めない部分があるからだと考えています。人の言うことは聞かないのですが、石垣君の「人を頼る」と言う言葉を時々思い出したり、自分以外の選手は認めないのですが、坂道、真波、鳴子には一定のリスペクトをしていることなどがあります(今泉はなかなか認められませんね)。そういった彼の鉄壁ではないところが僅かながらあることで、人間らしい部分が増幅されて、人の心を惹きつけているような気がします。
御堂筋翔のかわいそうな過去エピソード
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御堂筋翔君には幼い頃のかわいそうなエピソードがあります。もともと母一人子一人の家庭だったのですが(お父さんは全く出てこないのでおそらくはいなかったと推定されます)、御堂筋君はこの母親のことをとても大切に思っていて、母親を喜ばせるためならどんなことでもするくらい敬愛していました。今からは想像できないのですが、小学校では俗に言う「どんくさい」少年で、運動神経も悪く周りの同級生からバカにされたりしていたのですが、母親が褒めてくれる自転車競技に傾注していき、大会でも優勝するようになるのです。
ただ、母親は重い病気を患っているらしく、ずっと入院生活をしていて、御堂筋君は親戚の家に預けられていたようです。そこから、山を越えた相当な距離のある母親の入院している病院まで、何度も自転車で会いに行っていました。この病院へ行く時間は御堂筋君にとってとても穏やかで暖かい時間だったようです。
しかしながら、御堂筋君の思い虚しく、お母さんは病気が回復せず、病院で亡くなってしまいます。幼い御堂筋君にとってはその現実は受け入れられず、しばらくは病院へ自転車で会いに通っていたほどでした(ひょっとすると今でも完全には受け入れられていないのかもしれません)。
たった一人の肉親であり、たった一人の彼の理解者であるお母さんを失ったことで、御堂筋君は今まで以上に自転車へのめり込んでいきます。そして、勝利至上主義へと突き進みます。それは、彼にとって、お母さんが喜んでくれるためには勝ち続けなければならない、と言うところで考えが固定され、それを修正するお母さんはもういないので、そのまま継続していく以外にもはや道はない状況なのだと思います。
弱虫ペダル|御堂筋翔が脱皮するのは何巻?何話?
1年目に今泉を過小評価して散々煽り散らして圧倒されて焦りすぎてリタイアして
2年目も前年負けた今泉を過小評価して煽り散らして圧倒されて焦りすぎてリタイア
2年連続でチームを私物化して同じ相手に負けてチームを敗北に追い込んだ男、御堂筋翔 pic.twitter.com/ZEyioV4YqY
— クロス (@shoot_drive) February 11, 2023
1年のインターハイで敗れ、その後さらなる進化を模索していた御堂筋君は脱皮をして新しいスタイルを手に入れることになるのですが、それは第30巻の253話から254話で実現します。場所は大阪の草トラックコースで、ちょうど大阪に帰っていた鳴子との勝負の最中、ギリギリの場面で、そして当時のキャプテン石垣が見守る中、研ぎ澄まされた状態が最高潮に達し、新しいラインディング「トブライド」の誕生とともに実現するのです。
当然鳴子との勝負にも勝利し、敗れた鳴子はレース前の約束によりスプリンターを捨てることになります。ただ、この戦い以降御堂筋君も鳴子のことは認めているようで、2人には軽い友情が芽生えたかのように思われます。 そして次のインターハイ1日目のゴール前で御堂筋君は「トブライド」を発動しますが、鳴子とは同着2位、優勝は箱根学園の葦木場に奪われてしまいます。ただ、「脱皮」の後、おそらく御堂筋君はレースごとに脱皮を繰り返しているように思います。描写がどんどんグロテスクになっていくのもこれ以降です。そして、脱皮するごとに進化し、さらに強くなっていくのだと思います。
まとめ:御堂筋翔の人気の秘密とそれに付随するエピソード
- 御堂筋翔の人気の秘密は、純粋で揺るがない勝利への執念、自転車競技における高い技術、嫌なやつだけで憎めないキャラクター
- 幼少期には最愛の母を亡くしていて、それが彼の現在のキャラクター、強さに影響を与えている
- 鳴子との勝負で脱皮を果たした後、ますます超絶したキャラクターへ成長している
本当に御堂筋翔君て魅力的なキャラクターですよね。実際、彼のように強くなりたい、彼のように振る舞いたいと思っている人も多いのではないでしょうか(筆者もそうです)?もし、彼が就職して営業とかやったら、ものすごい成績をあげそうですよね(成績を上げるために使えるものはなんでも使い、必要ないものは全て削ぎ落として)。御堂筋君の今後がますます楽しみです。
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