『ダンダダン』には様々な怪異が登場してきますが、中でもアクロバティックサラサラの存在感は大きいです。
アクロバティックサラサラの過去について調べてみたのですが、胸が締め付けられるエピソードがありました。
さらに、元ネタについても調べてみたので、紹介したいと思います。
今回は『ダンダダン』のアクロバティックサラサラの過去や元ネタ、能力などについて掘り下げていきます！
ダンダダンのアクロバティックサラサラの過去が悲しすぎる？
【アクロバティックサラサラ】
「悪皿」という略称でも知られる。2008年に『２ちゃんねる』のオカルト版に福島の大学生が投稿したものが初出とされる。異様なほど背の高い女で、真っ赤な帽子と服、長いサラサラの黒髪、空洞の眼窩、左腕の無数の傷跡などの特徴があり常人離れした動きをするという。 pic.twitter.com/J9tc4wmHZF— 大蛇堂@博物ふぇすてぃばる(D-46)@科学技術館 (@orochidou) February 19, 2023
アクサラの過去について掘り下げていきます。
鬱展開の辛い過去があった？
アクさらがまだ人間だった頃の過去は非常に悲惨で、涙なしには語れません。
人間だった時代、アクさらには一人の娘がいました。彼女はその娘を非常に愛しており、一人で大切に育てていました。
しかし、アクさらにはお金がなく、昼間はコンビニや清掃のアルバイト、夜は体を売る仕事をして生活を支えていました。それでも愛する娘のために懸命に働き、二人の時間は楽しいものでした。
しかしある日、悪い男たちが家に侵入し、お金を奪われ、娘も連れ去られてしまいました。アクさらは絶望し、娘を奪われたことで深い悲しみに沈み、最終的にビルから飛び降り自殺してしまいました。
怪異となり大切な娘との記憶を忘れていく
時が経ち、怪異となったアクさらは、自分が大切にしていたものを忘れていってしまいます。
何か大切なものがあったような気がするが、思い出せない状態に陥っていました。
娘に対する後悔や懺悔に苛まれていた
消滅寸前の独白からもわかるように、アクさらは娘に対する後悔や懺悔に苛まれていました。
忙しい仕事で娘と遊ぶ時間が少なかったこと、自分の元に生まれてこなければもっと幸せだっただろうという意識に、死後も苛まれています。
怪異になっても苦しみを抱えているなんてかわいそうですね。
愛羅が間違えてお母さんと呼んだことで覚醒
愛羅は幼い頃に母親を亡くし、父親から「お母さんは遠い所に行った」と教えられ、強い子になるように育てられていました。
しかし、どこか寂しいところもあったのでしょう。
アクさらをお母さんと勘違いして呼んでしまい、その出来事からアクさらは愛羅を自分の子供だと思い込んでしまいます。
怪異となったことで感情のコントロールができず、愛羅に見てもらえるようになったことで暴走し、愛羅を食べてしまったのです。
しかし、招き猫となったターボババアのラッキーにより愛羅は生き返りました。
最後は愛羅を守り消滅する
愛羅が死んだことで、オカルンとモモは蘇生を試みます。
アクさらは「自分の炎オーラを愛羅にあげる」と提案し、信じられなかった二人も彼女を信じて炎を移す手伝いをします。
モモの超能力で通信ケーブルのようにアクさらと愛羅を繋ぎ、炎を移す過程でモモは涙を流しました。
生き返った愛羅にアクさらは「ごめんなさい」と謝り、未練を残して体を崩して消滅していきます。
ターボババアによると、未練を残したままだと成仏できず、消滅後に誰の記憶からも消えてしまうとのことです。
愛羅はアクさらに「お母さん、愛してる、宇宙で一番幸せだったから」と告げ、アクさらは未練を残さず消滅しました。
最後に「娘を守る母親」として消えていったのでした。
アクサラの過去が見れるのは何巻何話？
アクロバティックサラサラの過去や活躍は原作コミック2巻14話で過去を見ることができます。
感動するシーンなのでぜひ漫画で読んでみてくださいね！
アクロバティックサラサラの強さ・能力は？
都市伝説「アクロバティックサラサラ」
►福島県で自撃される、赤い帽字と服を身につけた怪人。長くサラサラとした黒髪の女性で目は真っ黒。背が異様に高く2m～4mとされ、身のこなしも非常に軽い。… pic.twitter.com/hzMWGDJlW9— 大迫力！都市伝説大百科💀「SCP大百科2」7月11日発売 (@toshidensetu21) April 4, 2024
続いて、アクロバティックサラサラの能力について見ていきましょう。
能力その①捕食
アクさらは人間を簡単に飲み込むことができます。
彼女の体長は約2～3メートルと非常に大きく、口も非常に大きいため、人間を簡単に飲み込むことが可能。
さらに、食べた人間を体内に蓄えることができるので、運搬にも便利です。
能力その②髪の毛攻撃
アクさらのサラサラロングヘアは自由に伸縮できます。
この髪の毛を使って敵の首を絞めたり、振り回したりすることが可能です。
髪の毛の束を分けて複数の方向に伸ばすことができるため、まるで無限の腕を持っているかのようでおぞましさまで感じますね。
能力その③アクロバット
その名の通り、アクロバティックな動きが得意です。
バレリーナのような軽やかな動きで繰り出すキックは非常に強力！
また、伸縮する髪の毛と組み合わせることで、障害物が多い場所でもよりアクロバティックな動きが可能になります。
ただし、髪の毛が巻き込まれるというデメリットもあり、オカルンとモモとの戦いでは髪の毛が絡まってしまいました。
アクロバティックサラサラの元ネタ・モデルは？
アクロバティックサラサラ pic.twitter.com/30CAscZ9wr
— 残夏 (@zange050) February 18, 2023
アクロバティックサラサラの由来は、掲示板に投稿された書き込みから来ていると言われています。
その書き込みでは「アクロバティックサラサラ」として紹介され、投稿後には多くの目撃情報が集まりました。
2022年にはテレビ番組でもこの怪異が取り上げられ、瞬く間にSNSで話題になりました。
アクロバティックサラサラは長身の女性で、赤い服を着ており、長くてサラサラとした髪が特徴とされています。
また、眼球がないこと、大きく裂けた口元、左腕に多数の自傷痕があるという噂もあります。
この怪異は、屋根やビルの屋上など高い場所で目撃されることが多く、北海道、東北、茨城、大阪、広島などで目撃情報が寄せられています。
活発でアクロバティックな動きをすることから、その外見の特徴と合わせて「アクロバティックサラサラ」と名付けられたようです。
一部の説では、「妊娠中に捨てられた女性の霊」や「投身自殺した女性の霊」ではないかとも言われています。
まとめ：ダンダダンとアクロバティックサラサラについて
- アクロバティックサラサラは人間の頃、シングルマザーだった
- 人を丸呑みにしたり、髪の毛で攻撃することができる
- 元ネタはネット掲示板の書き込みが由来
以上、『ダンダダン』のアクロバティックサラサラについて掘り下げてきました。モデルとなった怪異は全国各地で目撃されているようですので、一度は遭遇してみたいものですね。
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