薬屋のひとりごとの漫画はどっちが人気で面白い？二種類あるのはなぜか違いをまとめ

『薬屋のひとりごと』には以下の二つの漫画が存在します。

小学館が発刊しているサンデーGCコミックとスクウェア・エニックスが発刊しているビッグガンガンコミックで漫画が販売されているのです。

「え、なんで漫画が二種類もあるの？」

「内容に違いが生じないの？」

と思われるかもしれません。

異色の事態ですが、漫画を読むときにはどっちのほうがオススメなのか気になりますよね。

そこで今回は『薬屋のひとりごと』の漫画はどっちが人気なのか、なぜ二種類の漫画が存在するのかについて解説していきます。

薬屋のひとりごとはどっちが人気？

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— サンデーGX編集部 (@SundayGX) September 18, 2023

人気なのはサンデーGXコミックだった

結論から申し上げますと、人気なのはサンデーGXコミックのほうです。

根拠としましては、某電子書籍サイトのレビュー数が物語っています。

記事執筆時におけるビッグガンガンコミックのレビュー数はこのようになっておりました↓

だいたい8700件くらいのレビュー数があるのに対し、サンデーGXコミックのほうでは下記の通りでした↓

なんと21,000件以上のレビュー数を獲得しており、ガンガンコミックよりも2～3倍もの評価がつけられていたのです。

「レビュー数＝読者数」と安直に考えるのと異論があるかもしれませんが、目安にはなるかと思います。

なぜ、こんなに差がついたのでしょうか？

サンデー版のほうが人気の理由

『薬屋のひとりごと』の原作はライトノベルなのですが、原作を読んでも事前知識がないと理解できない内容があったり、想像を働かせながら読まないと頭に入ってこない内容があったります。

サンデーGXコミックの漫画では、そういった原作では理解が難しい内容をしっかりと説明、補足が入っているので分かりやすいんですよね。

医学的な知識が必要なので難しいところも丁寧に解説や脚注が入ってるので、スラスラと読むことができます。

このような読者に対しての気遣いができている点がサンデーGCコミックの魅力なのです。

どっちが原作に忠実なのか？2種類の違いを解説

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では、ビッグガンガンコミックとサンデーGXコミックだとどっちが原作に忠実なのでしょうか？

この件に関しては、意見が分かれるのですが、私はサンデーGCコミックのほうが原作に忠実のような気がしました。

二つの漫画の違いは以下のようになっています。

何を持って忠実なのか、判断するのは難しいのですが、エピソードの順番も表現も原作通りにすることが忠実というのなら、どちらも忠実とは言えません。

しかし、サンデーGXコミックでは原作をしっかり読み込んでより読者に分かりやすくかつストーリーの面白さを伝えようとする工夫が上手のように思いました。

なぜ薬屋のひとりごとには漫画が二種類あるの？

今年の秋アニメ…

葬送のフリーレンもそうだけど、薬屋のひとりごとも始まるのね。

これは、どっちも紙媒体で集めてるし、期待✨

そういえば、薬屋のひとりごと…
なんで2種類あるの？

俺、ねこクラゲ先生の方集めてるけど、全然違う内容？
スピンオフ的なやつ？#薬屋のひとりごと#秋アニメ pic.twitter.com/QzHlsMLqZX

— まー (@masayuta1982) September 20, 2023

そもそも『薬屋のひとりごと』の漫画が二種類あるが謎すぎますよね。

二種類の漫画が存在することで「どっちを読めばいいんだよ！」と怒っちゃう読者もいそうです。

二種類の漫画が存在していることに関して、原作者の日向夏さんはこのように答えていました。

私にもわからないから困惑していたのです。

まさかの原作者もこの理由については分からないそうです。

あくまで漫画化を許可したのは出版社の『主婦の友社』であって、原作者の意向はそこまで強くありません。

二つの出版社でコミック化させた理由については公表されていませんので、考察するしかないのですが、私はこのように思います。

多くの読者層にリーチするため。

これしか考えられないでしょう！

ビッグガンガンコミックの読者層は青年向け雑誌ということで成人男性にリーチでき、サンデーGXコミックは青年誌ではありますが未成年にも人気の雑誌となっています。

『薬屋のひとりごと』は幅広い年代にヒットしそうな内容でもあるので、一つの漫画雑誌に絞るのは惜しいと思ったのではないでしょうか。

ビッグガンガンの「薬屋のひとりごと」はこんな人にオススメ

作画が綺麗なのでビジュアル重視な人向け

ビッグガンガンの『薬屋のひとりごと』は作画がとても綺麗で少女漫画のように美麗なイラストとなっています。

ただ、原作のストーリー部分がいろいろと端折られており、ミステリー要素が少なくなっているといった面もありました。

ビジュアル重視でラブコメ要素が強めの内容となっています。

ミステリーよりも恋愛要素を楽しみたい方向けですね！

『次にくるマンガ大賞2019』で受賞した経歴

ビッグガンガンの『薬屋のひとりごと』は「次にくるマンガ大賞2019」で受賞していました。

原作の内容とはかなり異なっていますが、構成担当をつけるくらい、ストーリー構成は緻密に練られています。

漫画作品としてはかなりレベルの高い仕上がりとなっていることがうかがえますね！

サンデーGXの「薬屋のひとりごと」はこんな人にオススメ

原作のストーリー展開を忠実に再現！

サンデーGXの『薬屋のひとりごと』は原作のストーリー展開を忠実に再現しております。

改編はあるものの、あくまで専門用語があったり、解釈が難しい場合に解説を入れる程度。

この改編のおかげで多くの読者に読みやすさを提供することに成功しました。

基本的に原作のストーリー通りに進行していくので、ライトノベルので読んだ人でも違和感なく読めるのはサンデーGXのほうで間違いないでしょう。

出版ペースが早い

サンデーGXの『薬屋のひとりごと』は出版ペースが早いです。

数ヶ月遅れでサンデーGX版のマンガが出版スタートしましたが、巻数においても原作ストーリーの進行においても、追い抜きました。

サクサクとストーリーを楽しみたい方はサンデーGX版の『薬屋のひとりごと』が肌に合いそうですね。

まとめ：薬屋のひとりごとの漫画が二種類ある理由について！

以上、『薬屋のひとりごと』の漫画が二種類あることについて深掘りしてきました。こういった漫画界の不思議が起こるのも面白いですよね。

せっかく二つの漫画があるのですから、二つの違いを楽しむのもオススメです。

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