ChatGPTをはじめ、便利そうなAIツールを見つけるととりあえず触ってみたくなる僕。
そんな僕が今回、株式会社ROYAL YELLOW HLD.(ロイヤルイエローホールディングス)の代表・倉知礼門(くらち れいもん)氏が手がける「THE MONOLITH(ザ・モノリス)」を体験版として実際に使わせてもらいました。
最初に結論を言ってしまうと、
「AIの使い方を覚えるサービス」というより、「AIを使って仕事をするための考え方を身につけるサービス」
という印象です。
これ、個人的にはかなり大事な違いだと思っています。
僕自身、普段からAIをかなり使っていますが、AIって「ChatGPTに何か質問できる」だけでは、正直そこまで仕事は変わりません。
重要なのは、「自分が今やっている作業のうち、どこをAIに渡せるのか?」を考えられること。
THE MONOLITHは、まさにその部分を実践しながら学べるサービスでした。
今回は、実際に使ってみて感じたことをAIツール好きの目線から紹介していきます。
THE MONOLITH(ザ・モノリス)とは?

THE MONOLITHは、生成AIを使いこなすための力を実践形式で学んでいくオンライン学習サービスです。
Webブラウザ上で利用できるので、専用ソフトなどをインストールする必要はありません。
全部で40のミッションが用意されていて、1回あたりの学習時間は15〜30分ほど。
個人的に面白いと思ったのが、単純に、
「このプロンプトをコピペしてください」
「この機能を使えば便利ですよ」
と教えるタイプのAI教材ではないこと。
実際に自分で考えてAIに指示を出しながら進めていきます。
AIが進化するスピードはめちゃくちゃ速いので、特定のツールの操作方法だけ覚えても、その知識がずっと使えるとは限りません。
それよりも、
- 「AIに何を任せるか」
- 「どういう情報を渡すか」
- 「どういう順番で指示するか」
といった考え方を身につけた方が、長期的には役立つんじゃないかと思います。
「AIを使える」と「AIを使いこなせる」は意外と違う

ChatGPTを使っている人自体は、今ではかなり珍しくなくなりました。
文章を書いてもらったり、アイデアを出してもらったり、分からないことを質問したり。
僕も毎日のように使っています。
ただ、THE MONOLITHを触ってみて改めて感じたのが、AIに質問できることと、AIに仕事を任せられることは全然違うということです。
たとえば、「SNSの投稿を考えて」と指示するだけでもAIはそれなりの回答を返してくれます。
でも、
- 誰に向けた投稿なのか。
- 何を目的にするのか。
- どんな構成にするのか。
- どんな情報を与えるのか。
- 何をAIに任せて、どこを人間が判断するのか。
ここまで分解して指示できるようになると、出てくるものの質は大きく変わります。
THE MONOLITHでは、この「分解して考える」という部分を、実際にAIを触りながら体験していきます。
これがかなり実践的でした。
プロンプトだけでゲームを作る体験が面白い
僕が特に面白かったのが、AIへの指示によってゲームを作るミッションです。
今のAIって、プロンプトを入力するだけでゲームまで作れるんですよね。
もちろんAIに詳しい人なら知っているかもしれません。
でも、実際に自分で指示を出して「ものが出来上がる」ところまで体験すると印象が全然違います。
指示を出すと、以下のような感じでコーディングが始まり、ゲームが完成します。

これだけでもスゴイ!と思ったのですが、この後、さらにこの感動を上回ることが起こります。
THE MONOLITHでは、ただゲームを作らせて終わりではありません。
実際に作ったあとに、より詳細で具体的なプロンプトの例を見ていきます。


「え、指示の出し方だけでこんなに変わるの?」というのを体感できます。
個人的には、これがかなり良かったです。
プロンプトの解説だけを読んでも、「具体的に書きましょう」「条件を明確にしましょう」と言われて終わることが多いんですよね。
でも、一度自分でざっくり指示を出してから、具体的な指示との差を見ると、その重要性が一気に分かります。
「知識として理解する」のではなく、「違いを体感する」。
THE MONOLITHの強みはここにあると思います。
AIを使うために「人間側に必要な能力」が見えてくる

これは僕がTHE MONOLITHを使っていて、かなり面白いと思ったポイントです。
AIについて学んでいるはずなのに、むしろ、人間側に必要な能力が見えてくる。
AIがどれだけ賢くなっても、
- 「そもそも何をしたいのか」
- 「この仕事をどう分解するのか」
- 「AIの回答が正しいのか」
- 「どのアウトプットを採用するのか」
を決めるのは人間です。
AIが高性能になればなるほど、人間は何も考えなくてよくなると思われがちですが、実際は逆なんじゃないかと思っています。
AIがいろいろなことをできるようになったからこそ、「AIに何をさせるかを考える能力」の価値が上がっている。
THE MONOLITHを進めていると、この感覚がかなり分かりやすくなります。
最初は抵抗があった「Typeless」の音声入力。でも使ったら……

THE MONOLITHでは「Typeless」という音声入力も紹介されています。
これについては、最初は正直、「いや、僕は文字入力でいいかな……」と思っていました(笑)。
僕は文字を打ちながら頭の中を整理するタイプなので、音声入力には少し抵抗があったんですよね。
ただ、実際に使ってみると印象がかなり変わりました。
めちゃくちゃ使いやすい。
特にスマホ。
スマホで長いプロンプトをフリック入力するのは結構大変ですが、話すだけならかなり速い。
しかもAIへの指示って、必ずしも綺麗な文章にする必要はありません。
まず音声で、「こういうものを作りたくて、ターゲットはこういう人で、この条件を入れて……」と一気に伝えて、AI側に整理してもらう。
この使い方ならかなり相性がいいと感じました。
もちろん僕のように「文字を打ちながら考えたい」という人もいると思うので、すべてを音声入力に変える必要はないでしょう。
PCでは文字、スマホでは音声。そんな使い分けもアリだと思います。
まさか音声入力に懐疑的だった僕が、使ったあとに推す側になるとは思いませんでした(笑)。
物語形式なので、普通のAI教材とはかなり雰囲気が違う

THE MONOLITHは、かなり世界観が作り込まれています。
仮想のストーリーの中でミッションに挑戦していくような作りになっているので、普通のオンライン講座とはかなり違います。
動画をひたすら見て、「第1章、ChatGPTとは」「第2章、プロンプトを書いてみよう」みたいな講座を想像していると、おそらく驚くと思います。
個人的には合理性重視なので、最初は「結構演出が凝っているな」と感じました。
このあたりは好みが分かれるところかもしれません。
ただ、淡々と教材を読むのが苦手な人や、ゲーム感覚で進めたい人にはかなりハマりそうです。
そして実際にミッションに入ってしまえば、自分で考えてAIを動かす時間が多いので、単にストーリーを見るだけの教材ではありません。
一番良かったのは「自分の仕事ならどう使う?」を考えられること
僕がTHE MONOLITHを使っていて一番価値を感じたのはここです。
AI教材って、
- 「議事録を要約できます」
- 「メールを書けます」
- 「文章を作れます」
みたいな事例紹介で終わってしまうことがあります。
でも、それだけだと、「で、自分の仕事ではどう使うの?」となりがちです。
THE MONOLITHでは実際にAIを動かしながら課題をこなすので、途中から自然と、「これ、自分の仕事にも使えるな」という発想が出てきます。
たとえばスポーツ・エンタメ系の仕事をしている人なら、
・企画のアイデア出し
・SNS投稿の作成
・リサーチした情報の整理
・動画構成のたたき台
・記事の構成作成
・大量の情報の要約
・ルーティン作業の効率化
など、「自分がやっている作業のどこをAIに渡せるのか」を考えるきっかけになると思います。
これは業種によって全然答えが違います。
だからこそ「このプロンプトを使えばOK」とテンプレートを覚えるより、自分でAI活用方法を考えられるようになる方が強い。
THE MONOLITHは、その考え方をトレーニングするサービスなんだと思います。
THE MONOLITHはこんな人に向いていると思う
実際に触ってみた僕としては、特に、
「ChatGPTは使っている。でも、いまいち仕事が劇的に変わっている感じがしない」
という人には相性が良さそうです。
逆に、AIに興味がなく「とりあえず正解のプロンプトだけ教えてほしい」という人には、少し面倒に感じるかもしれません。
THE MONOLITHでは、自分の頭でも考えます。でも、そこがこのサービスのポイントです。
AI時代だから考えなくていいのではなく、AI時代だからこそ、人間が何を考えるべきなのか。そこを学びたい人には面白いサービスだと思います。
まとめ:AIツールを覚えるより「AIに仕事を任せる力」を身につけたい人へ
今回、株式会社ROYAL YELLOW HLD.の代表・倉知礼門氏が手がける「THE MONOLITH(ザ・モノリス)」を体験してみました。
個人的に一番印象に残ったのは、
「AIの機能を学ぶサービス」ではなく「AIを使う人間側の思考を鍛えるサービス」
だったことです。
AIツールはこれからも変わっていきます。
今日覚えた機能が、1年後には当たり前になっているかもしれない。
もっと高性能なAIが出てくるかもしれない。
でも、
- 「仕事を分解する」
- 「必要な情報を整理する」
- 「AIに適切な指示を出す」
- 「出てきたものを判断する」
という能力は、AIが変わっても使えます。
僕自身、普段からAIをかなり使っていますが、それでも「なるほど、こういう考え方があるのか」と感じる部分がありました。
そして音声入力に関しては、完全に食わず嫌いでした(笑)。
AIを触ったことがない人はもちろん、「ChatGPTはもう普通に使っている。その先に行きたい」という人こそ、THE MONOLITHをチェックしてみると面白いと思います。
「AIに何ができるか?」ではなく、「自分の仕事の何をAIに任せられるか?」そんな視点を身につけたい人には、一度チェックしてみてほしいサービスです。
