『逃げ上手の若君』は南北朝時代を舞台にした歴史漫画で、足利尊氏によって天下を追われ、親兄弟を殺された悲劇の少年・北条時行が主人公となっています。
その時行には頼もしい仲間がいるのですが、中でも人気なキャラが祢津弧次郎(ねずこじろう)です。
今回は時行の郎党(仲間)の一人、祢津弧次郎のモデルや能力などについて掘り下げていきたいと思います!
逃げ上手の若君の弧次郎にモデルはいる?
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『逃げ上手の若君』の弧次郎にモデルがいるのか見てきましょう。
弧次郎のモデルや元ネタは不明
2024年6月現在、原作の中には弧次郎のモデルや元ネタに関する記述はほとんど見当たりません。
まず、「弧次郎」という名前は南北朝時代の史料には無いのが現状でした。
祢津弧次郎は、鎌倉から信濃へ逃れた時行が諏訪頼重から与えられた郎党の一人です。
長らく時行の郎党は松井先生のオリジナルキャラクターだと思われていましたが、吹雪=高師冬という驚きの展開があったため、
「弧次郎にも元となる人物がいるのではないか?」
という意見が増えてきました。
では、弧次郎の元となる人物とは誰なのでしょうか?
モデル有力候補の祢津小次郎とは?
弧次郎のモデルとして最も有力なのが祢津小次郎(ねずこじろう)と言われています。
しかし、作中で弧次郎が「祢津小次郎」の影武者としての役割を果たしていることを考えると、弧次郎=小次郎と解釈することが可能です。
「祢津小次郎」は代々祢津家の当主が名乗る由緒ある名前であり、祢津家の歴史に頻繁に登場します。
南北朝時代にも太平記などに「祢津小次郎」の名前が記されており、「観応の擾乱(足利側の内紛)」では足利直義に味方して戦い、その後足利義詮に仕えたとされていました。
もし、この足利直義に味方した「小次郎」が弧次郎であるならば、時行とどのような関係を経て足利側に加わったのかなど、今後の展開の予測に役立つかもしれません。
元は信濃の諏訪神党三大将「祢津頼直の一族」
そもそも、なぜ「弧次郎」が時行の郎党となったのでしょうか。
それは、鎌倉が焼け落ちる際に時行を連れ出し匿ったのが諏訪神社の当主・諏訪頼重であったからです。
頼重は当代の「現人神」、つまり神そのものであり、地元の人々から絶大な信仰を集めていました。
諏訪の崇拝者の中でも特に武力と組織力で「諏訪の明神」に奉仕していたのが諏訪神党の三大将でした。
三大将とは滋野三家とも呼ばれる、海野氏、望月氏、そして祢津氏(この時の当主は祢津頼直)です。
頼重は最も信頼のおける部下の一族の中から、時行と同じ年ごろで、時行を守る強さを持った少年少女を紹介したのです。
このように、大人たちの都合で引き合わせられた弧次郎と時行ですが、一緒に過ごすうちにお互いの力量に惹かれ、良い主従関係を築くことができました。
弧次郎のパラメーターの「忠義」の項目は95という高い数値を示しています。
公開されている弧次郎の能力値は以下の通りです。
武力 | 63 | 蛮性 | 90 |
---|---|---|---|
知力 | 37 | 忠義 | 95 |
政治 | 5 | 混沌 | 59 |
統率 | 61 | 革新 | 31 |
魅力 | 42 | 逃隠 | 43 |
弧次郎という名前の由来は「孤児」だったから?
弧次郎は当主である祢津頼直の妹の子供、つまり頼直の甥にあたりますが……
それにもかかわらず、頼直は弧次郎に対して冷たい態度をとっています。これは弧次郎の父親に原因があります。
弧次郎の父親は北条氏直属の家臣で、その権力を利用して既婚者でありながら弧次郎の母親に強引に迫り、弧次郎が生まれても責任を取らずに逃げた人間でした。
その男は権力だけは本物で、頼直からの訴えもお上に握りつぶされてしまいます。
弧次郎が生まれた際に母親が亡くなったことで、弧次郎は一族の中で疎まれる存在となりました。
弧次郎の「弧」という字は孤独の「孤」ではありませんが、祢津家の中で扱いに困る子として「孤次郎」と名付けようとした人がいたのです。
しかし、それはさすがにどうかということで「弧」の字を当てたという経緯があります。
「孤」には「独りぼっちで助けのないこと」という意味があり、「弧」には「弓」という意味があり、武家の子が名乗るのにふさわしいとされる。
頼直の嫡男・小次郎の影武者
ツンデレ伯父さんこと祢津頼直が、ツンツンではなくツンデレと読者に呼ばれているのには理由があります。
上述のように、一族から疎まれていた弧次郎に、体の弱い時期当主・小次郎の影武者の役割を与えることで、生きる意義を見出させたのです。
当主という立場から、頼直は弧次郎に対して表向きは冷たい態度をとることが多いですが、弧次郎は彼に心から感謝しており、不満を一切口にしません。
弧次郎と「小次郎」も仲が良く、お互いの立場を思いやっている様子が伺えますね。
また、時行が弧次郎に「コジロウ」という音の名前を与えたのは、
「戦場で影武者として生きる彼を、偽名ではなく本名で応援できるから」
という理由が見て取れます。
モデルが「金刺頼秀」という説も
弧次郎のモデルとして、諏訪小二郎こと金刺頼秀が候補に挙げられることもあります。
金刺頼秀は、太平記にその活躍が記されている信濃国の人物です。
しかし、中先代の乱で戦死しているため、弧次郎のモデルとしては異なる可能性が高いでしょう。
弧次郎の強さ・能力は?
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弧次郎の強さや能力などについて解説していきます。
弧次郎の特技や能力について
弧次郎は、諏訪頼重によって北条時行に仕える3人の郎党(側近)の1人として選ばれました。
時行と同世代でありながら、頼重に認められるほどの剣(刀)の腕前を持ち、将来は一軍を率いる大将として期待されているのです。
鎌倉武士らしく口を開けば物騒なことを言うことが多いですが、郎党の中では比較的常識的なため、ツッコミ役に回ることもあります。
信濃の諏訪神党三大将の一人、祢津頼直の一族の出身ですが、頼直からは冷たく扱われ、祢津家のために働くように言い聞かされてきた過去がありました。
技能としては下記のようなものばあります。
- 太刀打ち(丙):太刀適性20%上昇
- 将適性(丁):統率5%上昇
- 武士の鑑(丁):武力・忠義・蛮性5%上昇
- ツッコミ:主君の天然度が高いほど統率・混沌・反応速度が上昇
弧次郎のキャラクターPV
まとめ:弧次郎のモデルについて
- 弧次郎のモデルについては公表されていない
- モデル有力候補の「祢津小次郎」は代々祢津家の当主が名乗る由緒ある名前
- 弧次郎は頼重に認められるほどの剣(刀)の腕前を持ち
以上、『逃げ上手の若君』の弧次郎のモデルなどについて掘り下げてきました。弧次郎の暗い過去を知った状態で作品を見ると、また深く漫画を楽しめますね。
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