僕は暇なときにクラウドファンディングのサイトを見るのが結構好きです。
新しい商品を作りたい人もいれば、お店をオープンしたい人、地域を盛り上げたい人、海外に挑戦したい人など、本当にいろいろなプロジェクトがあります。
クラウドファンディングって、単純に「お金を集めるための場所」というだけではなく、その人がこれから何をしようとしているのか、なぜそれをやりたいのかを覗けるのが面白いんですよね。
そんな中で今回見つけたのが、「休学中にカナダのビクトリアでワーキングホリデーに挑戦!」というプロジェクト。
都内の大学に通う大学生が大学を休学し、カナダ・ビクトリアへ渡航して、約1年間のワーキングホリデーに挑戦するという内容です。
目標金額は240万円。
最初にタイトルだけ見たときは、「大学生がワーホリに行くためのクラファンか」くらいの印象だったのですが、内容を読んでいくと、個人的には結構面白い挑戦だなと思いました。
特に印象的だったのが、単に「海外に行ってみたい!」という話ではなく、その後の人生まである程度考えたうえで休学を選択しているところです。
今回は、このクラウドファンディングについて紹介してみようと思います。
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都内の大学を休学してワーキングホリデーへ

今回プロジェクトを立ち上げた方は、大学3年生まで都内の大学に通い、今年から大学を休学しています。
大学ではビジネス系の分野を専攻し、スタートアップや起業などについて勉強しているそうです。
そして休学期間を利用して挑戦するのが、カナダ・ビクトリアでのワーキングホリデー。
ワーキングホリデー自体は決して珍しい制度ではありません。
ただ、実際に大学を休学して海外へ行くとなると、話はかなり変わってきます。
費用も必要ですし、
「卒業が遅れるけど大丈夫なの?」
「就職には影響しないの?」
「海外に行って何をするの?」
と、周囲からいろいろ言われることもあるでしょう。
特に日本では、高校卒業→大学→就職というルートから外れることに不安を感じる人もまだまだ多いと思います。
実際、この方の場合も家族は当初、大学を休学すること自体に反対していたそうです。
そこで本人は、ただ「海外に行きたい」と説得するのではなく、
- 休学するメリット
- 復学までの流れ
- 休学期間中に何を目標にするのか
- 何を達成したいのか
- 大学卒業後にどんな人生を考えているのか
といった内容をスライドにまとめ、家族にプレゼンしたとのこと。
ここは個人的に結構好きなポイントでした。
「やりたい」だけではなく、ちゃんと説明している

僕もこれまでいろいろなクラウドファンディングを見ていますが、「夢があります」「挑戦したいです」だけで終わっているプロジェクトも少なくありません。
もちろん夢を持つこと自体は素晴らしいです。
ただ、お金を支援してもらうとなれば、「なぜやるのか」だけではなく、「そのために自分自身が何をしているのか」も重要になってくると思っています。
その点、このプロジェクトでは、家族が反対している中でも、自分の考えを整理してプレゼンし、休学への理解を得ようとしています。
さらに渡航に向けた準備もすでに始めています。
こういう部分を見ると、少なくとも「勢いだけでワーホリを決めました」という感じではなさそうです。
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そして立ちはだかったのが「お金」の問題
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家族から休学について理解を得たあと、次に直面したのが資金面だったそうです。
海外に長期間滞在するとなると、当然ながらかなりのお金が必要になります。
航空券だけではありません。
現地到着後の滞在費や生活費、仕事を見つけるまでの費用など、いろいろなお金が必要になります。
プロジェクトページでは、支援金の主な使い道として、
- 現地到着後1か月間の滞在費用
- 往復航空券
- リターン商品の作成費用
- SNS発信用の機材購入費
などが挙げられています。
本人としても「自分でやり切る」と宣言した以上、必要な費用についても自分で用意しようと考えたそうですが、アルバイトだけですべてを準備するのは簡単ではありません。
そこで思い出したのがクラウドファンディングだったとのこと。
ただ、面白いのはここからです。
単純に、「お金が足りないからクラウドファンディングをやる」という考えだけではなかったそうです。
クラウドファンディングを使えば、自分の挑戦そのものを多くの人に知ってもらうことができます。
本人はワーキングホリデー期間中、SNSを使った情報発信も計画しています。
つまり、資金を集めながら、自分の挑戦について発信を始められる。
そこでクラウドファンディングに挑戦することを決めたそうです。
これは確かにクラファンならではですね。
カナダに行って終わりではない

このプロジェクトを読んでいて個人的に良かったのが、「カナダに行くこと」自体をゴールにしていないところです。
現地到着後は、まず約1か月間ホテルに滞在。
その間に部屋を探しつつ、レジュメを配ってアルバイト先を探す予定とのこと。
希望している仕事は、カフェやレストラン。
そして、帰国まで仕事をしながら実践的に英語力を鍛えていきます。
可能であれば、無給のインターンなどにも参加し、自分が大学で勉強しているビジネス分野にもつながる経験をしたいそうです。
その後は帰国して大学へ復学。
1年間大学に通い、2029年に卒業する予定となっています。
かなり具体的に計画していますね。
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すでに日本でも準備を始めている

さらに、「海外に行ってから頑張ります」ではなく、日本にいる現在から準備を始めています。
現地ではカフェやレストランで働きたいということで、日本でもカフェのアルバイトをスタート。
海外に渡って初めて飲食店の仕事を経験するのではなく、日本にいる間に仕事そのものを経験しておこう、という考えです。
これはかなり現実的だと思います。
海外生活では、住む場所、仕事、言葉、人間関係など、ただでさえ一気に環境が変わります。
そこに「仕事そのものも初めて」という状況まで加われば、精神的な負担はかなり大きくなるでしょう。
あらかじめ日本で経験しておけば、少なくとも仕事内容についての不安は多少減らせます。
また、契約しているエージェントのプランに英会話レッスンが含まれているため、現在はほぼ毎日Zoomで英会話をしているそうです。
英語を完璧にしてから海外へ行く、というより、
少しでも現地での不安を減らすため、今できることから始める。
そんな姿勢が伝わってきます。
個人的に印象に残った、お父さんの言葉

プロジェクトページの中で、僕が特に印象に残ったエピソードがあります。
現在自営業をしているお父さんにワーキングホリデーについて相談した際、
「若い頃に海外へ行っていたら、もしかすると海外で店を開いていて、まったく違う人生になっていたかもしれない」
という趣旨のことを言われたそうです。
そして、自分自身が少し後悔しているからこそ、子どものワーホリについては応援すると話してくれたとのこと。
これはなかなか考えさせられます。
人生って、やったことを後悔する場合もありますが、年齢を重ねるほど、
「あのときやっておけばよかった」
という後悔も増えていくのかもしれません。
もちろん、だから何でも挑戦すればいいという単純な話ではありません。
ただ、20代という比較的身軽に動ける時期に海外で生活する経験は、良くも悪くもその後の価値観に大きな影響を与える可能性があります。
本人も、
「20代は、ワーホリに限らず自ら行動して経験することに無駄なことはない」
という考えを持っているそうです。
このあたりは共感する人も多いんじゃないでしょうか。
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英語は「目的」ではなく「ツール」

もう一つ面白いと思ったのが、本人が英語について、英語そのものを人生のゴールにはしていないという点です。
海外で生活して英語を身につける。
でも、それで終わりではありません。
英語はあくまで自分が将来やりたいことを実現するためのツール。
将来的には、海外でまだあまり知られていない日本の良い「衣・食・住」について発信していきたいと考えているそうです。
そして最終的には、自分自身で起業して事業を立ち上げるというビジョンも持っています。
大学でスタートアップや起業について学んでいることを考えると、ワーキングホリデーも今まで勉強してきたこととは完全に無関係ではなさそうです。
海外で生活し、働き、現地の人とコミュニケーションを取り、日本とは異なる文化や価値観に触れる。
その経験が将来のビジネスにつながる可能性も十分あります。
ワーホリ中の様子はSNSでも発信予定

クラウドファンディングで支援して終わりではなく、渡航後にはnoteやInstagramなどを使って現地での経験を発信していく予定です。
さらにビクトリアで撮影した写真を使った写真集の制作も計画されています。
個人的にはここも楽しみなポイント。
ワーキングホリデーというと、
「海外で楽しく生活している」
という華やかな部分がSNSでは目立ちがちです。
ただ、実際には仕事探しで苦労したり、英語が聞き取れなかったり、家探しが大変だったり、孤独を感じたりすることもあると思います。
そういった部分も含めて発信されるのであれば、これからワーキングホリデーを考えている人にとっても参考になるコンテンツになりそうです。
成功した話だけではなく、失敗したことや困ったことまで発信してもらえたら、かなり面白そうですね。
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支援のリターンも用意されています



今回のクラウドファンディングでは、いくつかの支援プランが用意されています。たとえば
- 5,000円の支援では、感謝のメール
- 15,000円では、感謝の気持ちに加えてビクトリアで撮影した写真
- 30,000円では、さらに現地のお土産を加えたリターン
などが予定されています。
いわゆる商品購入型のクラウドファンディングというよりは、
「この人の挑戦を応援したい」
という気持ちで参加するタイプのプロジェクトですね。
なのでリターンそのものの金銭的価値というより、その後どんな挑戦になるのかを見届けることに面白さがあると思います。
「一人でやり切る」と「人に頼る」は矛盾しない
プロジェクトページを読んでいて、個人的に一番面白かったのはここかもしれません。
もともと本人は、
「周りの人や環境に頼らずにやり切る」
という思いを持って今回の挑戦をスタートしています。
ところがクラウドファンディングを準備する過程で、自分一人だけで物事が成立しているわけではないことにも気づいたそうです。
家族の理解があった。
支援してくれる人がいる。
応援してくれる人がいる。
そういう人たちの支えがあるからこそ挑戦できる。
これはある意味、「全部一人でやる」よりも大事な気づきなのかもしれません。
自立するというのは、誰にも頼らないことではなく、
自分で決断したうえで、必要なときには人の力を借り、その分自分も責任を持って行動すること
なんじゃないかなと、僕はこのページを読んでいて感じました。
若いうちの海外挑戦を応援したい人はチェックしてみては

今回紹介したのは、大学を休学してカナダ・ビクトリアでワーキングホリデーに挑戦する大学生のクラウドファンディングです。
目標金額は240万円。
プロジェクトを見る限り、「海外に行きたいのでお金をください」というだけの内容ではありません。
家族への説明から始まり、日本でのカフェ勤務、英会話、渡航後の仕事探し、その後の復学、さらに将来的な起業まで、本人なりにかなり先を考えて動いています。
もちろんワーキングホリデーに行けば人生が必ず成功するわけではありません。
海外へ行った結果、「思っていたのと違った」ということだってあるでしょう。
でも、それも含めて経験です。
実際に海外で生活し、仕事を探し、自分の英語がどこまで通用するのか試してみる。
20代のうちにそういう挑戦をしてみるのは、なかなか面白いんじゃないでしょうか。
何より、クラウドファンディングって「完成した人」を応援するものではなく、これから何かを始めようとしている人の途中経過に参加できることが面白いんですよね。
数年後、この経験が本人にとってどんな意味を持つのか。
カナダでどんな経験をして、帰国後にどんな道へ進んでいくのか。
個人的にも少し気になるプロジェクトです。
海外への挑戦やワーキングホリデーに興味がある方、若い世代の新しい挑戦を応援したい方は、一度プロジェクトページを覗いてみてはいかがでしょうか。
▶「休学中にカナダのビクトリアでワーキングホリデーに挑戦!」のクラウドファンディングはこちら
※ここに9月24日の公開後に発行されるプロジェクトURLを掲載
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